北海道に生息し、絶滅が心配されている海鳥、エトピリカのひなが大阪の水族館で先週、誕生し、黒い毛に覆われたかわいらしい姿が報道向けに公開されました。 日本では主に北海道東部に生息するエトピリカは、頭の金色の飾り羽とオレンジ色の大きなくちばしが特徴の海鳥で、国の絶滅危惧種に指定されています。 西日本で唯一、エトピリカを飼育している大阪 港区の海遊館で今月12日にひなが生まれ、報道向けに公開されました。 ひなは、この時期しか見られないというふわふわした黒い毛に覆われていて、親鳥から餌をもらって順調に成長しているということです。 ひなは巣穴にいて、現在、外からは様子を確認できませんが、来月末ごろに巣を出たあとは、一般客も見られるようになるということです。 海遊館では、エトピリカの繁殖に取り組んでいて、3年前に初めてのひなが誕生して以降、今回で4羽目です。 飼育を担当している海遊館の森本大介さんは「
独自の主張でがん医療の在り方に一石を投じた医師の近藤誠さんが13日に亡くなりました。73歳でした。 近藤さんは1948年に東京都で生まれ、慶応大学医学部を卒業後、慶応大学病院でがんの放射線治療を行い、乳がんの治療で乳房全体を手術で切除することが多かった1980年代に、乳房を温存する治療法を提唱しました。 その後1996年に出版された著書『患者よ、がんと闘うな』はベストセラーになり、独自の主張でがん医療の在り方に一石を投じることとなりました。 一方で、近藤さんの抗がん剤治療などに対するスタンスには、がんの専門医から科学的な根拠に基づいていないなどという批判が多く出されていました。 関係者によりますと、近藤さんは13日、出勤途中に突然体調を崩し、搬送された都内の病院で虚血性心不全のため、亡くなったということです。 73歳でした。
ヒトが進化の過程で言語を操れるようになったのは、サルに比べてのどの構造が単純で、音を安定して出せるからだとする研究結果を、京都大学などの研究グループがまとめました。ヒトが言語を獲得した過程の解明につながる成果として注目されています。 京都大学ヒト行動進化研究センターの西村剛准教授らの研究グループは、ヒトが言語を獲得した過程を解明しようと、のどにある「声帯」に着目し、ヒトに近い43種類のサルののどの標本と比べました。 その結果、どのサルにも声帯の近くに、ヒトにはない「声帯膜」という組織があることを発見しました。 さらにチンパンジーなどで、のどの動きを観察する実験などを行った結果、声帯膜は声帯から出た音を増幅し、声を大きくする役割などを担う一方、声帯と互いに作用してしまい、声の大きさや高さを一定に保つのが難しいことが分かったということです。 声帯膜を持たないヒトは声帯を震わせて音を出し、唇や舌
新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種で、ノババックスのワクチンを接種した人の、抗体や副反応についての分析結果を厚生労働省の研究班が初めて公表しました。免疫を増強する効果が確認されたほか、発熱などの副反応が起きた割合が、他社のワクチンに比べて低いといえる結果になったとしています。 厚生労働省の研究班は、ことし5月から接種が始まったノババックスのワクチンを3回目に接種した人、合わせて58人の変異する前の従来株に対する抗体の値や、副反応を分析した結果を公表しました。 このうち、抗体の値では、3回目を接種してから1か月が経過した7人を対象に、接種する前と比較したところ、平均で31.9倍だったとしています。 一方、副反応が起きた割合は、 ▽37度5分以上の発熱があった人は10.3% ▽全身のけん怠感は39.7% ▽頭痛は27.6%だったということです。 研究班が調査したノババックス以外のワクチン
都営バスの運転手に新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、東京都は4日から、一部の路線で便数を減らして運行すると発表しました。 都によりますと都営バスの運転手の新型コロナの感染が先月から相次いでいて、2日現在、57人が感染しているほか、44人が濃厚接触者となって出勤できない状態だということです。 このため都は通常ダイヤでの運行継続が困難になったとして、4日から一部の路線で便数を減らして運行することを決めました。 便数が減るのは大塚駅から錦糸町駅を結ぶ「都02」など8つの路線で、合わせて179便が運休となり、1時間当たりでは、おおむね1本から2本の運休となります。 都はこれまで新型コロナに感染した運転手の代わりに、応援の人を充てるなどして通常運行を維持してきましたが、感染拡大の影響が長期化し、応援に出せる人も少なくなったため、今回の減便に踏み切りました。 新型コロナの影響による都営バス
急速に感染拡大が進む新型コロナウイルス。20日、全国で15万人を超え、過去最多の感染者数を更新しました。30府県でこれまでで最も多い感染者数となりました。 その主な理由はオミクロン株の1つ「BA.5」。感染力が強いと言われています。 一方で政府は現時点ではこれまでのような行動制限を行う必要はないという考えを示しています。 繰り返される感染拡大の波に、どう対応していけばいいのか。 これから始まる夏休みはどう行動すれば。 政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長に聞きました。 (※インタビューは7月19日夜に行いました) “第7波”「“第6波”の2倍のおそれも」 新型コロナウイルスの一日の感染者数は、7月20日、全国で15万人余りと、これまでの最も多かった7月16日より4万人以上上回り、過去最多となりました。 東京や大阪では2万人を超えています。30府県でこれまでで最も多い感染者数となっ
ことしの夏休みの国内旅行先の中で、沖縄が全国で最も人気の高い旅行先となっていることが大手旅行会社の調査で分かりました。 大手旅行会社エイチ・アイ・エスは今月21日から来月末に出発するツアーや航空券の予約状況をもとに、旅行動向を取りまとめました。 それによりますと、国内旅行では沖縄県を旅行先にしている予約者数が全国で最も多くなり、前の年の417%となりました。 2位は北海道、3位は長崎県でした。 沖縄行きの旅行の内訳は本島が75%、宮古島が15%、石垣島が8%となっています。 一方で、沖縄のレンタカー不足について「お盆など需要が集中する時期の予約が取りづらい傾向にあり、早めの予約を薦める」としています。 新型コロナの感染者が増加傾向にある中、一部では旅行をキャンセルする動きもありますが、日本トランスオーシャン航空が来月10日と11日に羽田・那覇間で深夜・早朝の臨時便の運航を予定するなど、去年
今月6日に行われたサッカーJ1の2試合で、スタジアムを訪れた観客、合わせて27人が新型コロナウイルスの検査で陽性判定を受けたことがわかりました。 いずれの試合も一部のエリアで声を出しての応援が許可されていて、Jリーグでは感染防止への注意喚起などを今後さらに進めるとしています。 サッカーのJリーグでは政府の基本的対処方針に沿って、リーグ戦の一部で座席を絞って声を出しての応援を許可しています。 Jリーグによりますと今月6日、声出し応援が許可された2試合でスタジアムを訪れた観客のうち、合わせて27人が新型コロナの検査で陽性判定を受けたということです。 1万1516人が訪れた東京 調布市の味の素スタジアムでの試合では16人、1万3311人が訪れた横浜市の日産スタジアムでの試合は11人が、それぞれ陽性と判定され、観客から試合を主管するクラブに連絡があったということです。 東北医科薬科大学の賀来満夫特
6月の地震で一部の展示品に被害が出た珠洲市の「珠洲焼資料館」は、その後、展示品を固定する樹脂の量を増やすなど対策を強化した上で開館を続けていて、夏の観光シーズン、多くの人に訪れてもらいたいとしています。 珠洲市の「珠洲焼資料館」は、6月19日に起きた震度6弱の地震で約120点の展示品の4割が倒れましたが、割れたり欠けたりといった被害が出たのは幸い、2点にとどまりました。 資料館では、展示品を固定する樹脂の量を増やしたり、つぼなどの中におもりとして入れる砂袋の数を増やしたりする対策を行って、6月22日からは通常どおり、開館を続けています。 市内では、作家たちの手元にあった多くの珠洲焼の作品も被害を受けていて、資料館では夏の観光シーズン、多くの人に見学に訪れてもらい、伝統文化を守ることにつなげていきたいとしています。 珠洲市教育委員会の文化創造専門員、大安尚寿さんは、「以前から対策していたため
愛知県の豊田警察署の駐車場に止めていた捜査車両に、位置情報を確認できるアップルの小型の機器「AirTag」が取り付けられているのが見つかり、警察は何者かが捜査の動きを把握しようとした可能性もあるとみて調べています。 捜査関係者によりますとことし5月、愛知県の豊田警察署の駐車場に止めてあった捜査車両1台に、アップルの位置情報を確認できる機器「AirTag」が取り付けられているのを、車に乗り込もうとした捜査員が見つけました。 捜査車両は主に違法薬物や暴力団の事件を担当する捜査員が使っていた車で、磁石で取り付けるタイプのプラスチック製の箱の中に入った状態で、後部のマフラー部分に取り付けられていたということです。 「AirTag」は所持品などの紛失を防止するための五百円玉ほどの大きさの機器で、スマートフォンと連携し位置情報が地図上に表示される仕組みになっています。 捜査車両は、警察署を訪れた一般の
中国の10億人分の個人情報だとするデータが、インターネットの闇サイトで、販売されていることがわかりました。販売しているのはハッカーと見られ、中国の警察当局のデータベースから入手したと主張し、氏名や住所のほか、携帯電話の番号や犯罪歴なども含まれているとしています。専門家は、「情報の漏えいがあったとすれば、中国では過去にない規模のものだ」としています。 東京の情報セキュリティー会社「サイント」によりますと、インターネット上の闇サイトで、「ChinaDan」と名乗る匿名の人物が、上海の警察当局のデータベースから入手したとする個人情報を、先月30日から販売していることを確認したということです。 ハッカーと見られる人物は、中国に関係する10億人分の情報があり、氏名や住所、携帯電話番号、犯罪歴などが含まれていると主張していて、20万ドル=日本円にして2700万円あまりの価格を提示しています。 サイトで
このイベントは、地域の活性を図ろうと「ティラノサウルスレースあさむし実行委員会」が開き、全国からおよそ130人が自前の恐竜の着ぐるみを持ち込んで参加しました。 レースは、 ▽小学生以下の幼獣の部、 ▽中学生から30代までの成獣ヤングの部、 ▽40代以上の成獣シニアの部に分かれて行われました。 砂に足をとられてつまずいてしまう人や激しいトップ争いが見られ、集まった人たちから拍手が送られていました。 成獣ヤングの部の予選の組の中で1位だった10代の女性は「1位を取ることができてとてもうれしいです。ベストを尽くすことができてよかったです」と話していました。 イベントを主催した実行委員会の葛西絵美さんは「コロナでたくさんのイベントが中止になった中で、なにか楽しいことができないかと思い、この企画を作りました。想像以上に多くの人が来てくれて感謝の気持ちでいっぱいです」と話していました。
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