今から4.1~4.2万年前に、地球の歴史上最後の磁場反転が起こっていたことの痕跡が、ニュージーランドの「カウリの木」から見出されたとする研究結果が、南オーストラリア博物館などの研究チームにより「サイエンス」誌で発表された。 【こちらも】太古の地球の大気、地球と月の磁場が結合して激しい太陽風から保護 NASA カウリの木は、樹齢が2500年にも達するが、その成長速度は非常に遅く、高さが50mを超え、幹の周りが16mにも達する巨木も存在する。この特徴が、古代のカウリの木の年輪に、地球で最後に起きていた磁場反転の痕跡をとどめることを可能にしたのだ。 4.1~4.2万年前に起きていた磁場反転事件は、アダムスイベントとも呼ばれているが、旧約聖書に出てくるアダムが経験したかもしれない磁場反転という意味だろう。アダムスイベントは、地球環境に甚大な影響を及ぼしたが、カウリの木の年輪にはその気候変動の経過が
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