民主党の鳩山由紀夫元首相は15日、沖縄県宜野湾市で講演し、米軍普天間飛行場(同市)の移設問題について「今でも皆さんと同じだ。最低でも県外(移設)という気持ちを果たさなければ、皆さん方の気持ちを十分に理解したとはいえない」と述べ、国外を含む県外移設が望ましいとの認識を重ねて示した。 鳩山氏は同日が沖縄の本土復帰40周年に当たることに合わせ、2010年6月の退陣後、初めて沖縄県を訪問した。首相在任中、普天間飛行場の移設先について「最低でも県外」と訴えながら、結局、同県名護市辺野古とする現行計画に回帰し、移設問題を混乱させた経緯がある。 【関連記事】 【特集】米国海兵隊兵器総覧〜沖縄に配備されているのは?〜 原発事故対応は「大失敗」=菅直人・前首相インタビュー 「高負担国家」へと突き進む民主党の社会保障政策 消費増税政局「衆院解散」までの読み方 【特集】野田佳彦改造内閣閣僚名簿(