通勤・通学の電車やバスで、毎日のように起きている痴漢。しかしほとんどの被害者は泣き寝入りし、逮捕にいたるケースは非常にまれだ。そんな中、ある男性会社員が、逃げようとした痴漢を偶然目撃し、取り押さえることに成功した。だが、男性はその際、全治3カ月の大けが。「もしまた痴漢を目にしたら、同じことをするだろう」。男性はそう断言するが、一方で、治療費などを補償する制度は手厚いわけではなく、釈然としない思いも抱いている。
通勤・通学の電車やバスで、毎日のように起きている痴漢。しかしほとんどの被害者は泣き寝入りし、逮捕にいたるケースは非常にまれだ。 そんな中、ある男性会社員が、逃げようとした痴漢を偶然目撃し、取り押さえることに成功した。 だが、男性はその際、全治3カ月の大けが。 「もしまた痴漢を目にしたら、同じことをするだろう」 男性はそう断言するが、一方で、治療費などを補償する制度は手厚いわけではなく、釈然としない思いも抱いている。 「痴漢されました!助けてください!」 板橋駅からJR埼京線上り電車に乗り込もうとしていた会社員の吉田圭さん(44歳)が、女性の叫び声を聞いたのは、6月5日午前8時ごろだ。 ホームで会社勤めらしい若い女性が、中年男性のベルトをつかんで歩いていた。 ラッシュアワーのこの時間、埼京線はいつもすし詰めだ。吉田さんも、体の前にリュックを回し、両手を上げた「ホールドアップ」の体勢で、背中か
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