分析哲学と形而上学に関するtsuka_ryoのブックマーク (12)

  • (2011-08-28)鈴木生郎「哲学者、エスノメソドロジーに遭う」配布資料 - 日曜社会学/エスノメソドロジー番外地

    1 自己紹介 分析哲学、特に分析形而上学という分野を専門にするポスドク(学位なし) 分析形而上学は、ごく大ざっぱに言えば、「世界に何が存在するか」、「私たちとは何ものか」、「私たちは当に自由なのか」といった古典的な形而上学的問題を、分析哲学で蓄積されてきた論理的道具立てなどを駆使しながらできるかぎり明晰に考えようというもの。 今日は分析形而上学の話題に限定してお話するのではなく、より広く(分析)哲学研究者としてお話する予定。ただし、当然哲学を代表できる知識があるわけはないので、適宜出席している他の哲学者の方々に助けを求めたい。 2 EMとの遭遇 「ゆるふわ形而上学」という会合を通して酒井さんに出会う。 私が信じる基的な法則「面白い人が興味を持っていることは面白い」。 この法則を酒井さんについて適用した結果、今回の課題図書(『エスノメソドロジー』 と 『概念分析の社会学』)に出会う。 実

  • Miura Toshihiko's page: 知の先端18人:ソール・クリプキ

    三浦俊彦「(知の先端の18人)ソール・クリプキ」 『大航海』1999年6月号 pp.132-137. *ソール・クリプキ(Saul A. Kripke, 1940〜 ) クリプキの代表作(邦訳) ・『名指しと必然性』(八木沢敬・野家啓一共訳: 産業図書、1985年) ・『ウィトゲンシュタインのパラドクス』(黒崎宏訳: 産業図書、1983年) ・「話し手の指示と意味論的指示」(『現代思想』1995年4月号所収) 様相論理学と可能世界 二十世紀の全哲学者について、その思想内容の深遠さを分子に、思想表現の難解さを分母にとったいわば「思想的価値係数」を算出したならば、ソール・クリプキはまず間違いなく、第一位かその近辺にくるのではなかろうか。少なくとも英語圏に限ってみると、クリプキの論説のわかりやすさは群を抜いている。文章が流麗なだけでなく、論証過程も定理の証明さながら整然とし、いかな

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/08/16
    "クリプキは、気質的にも理論的にも、世間で評価されるより遥かにラッセルに近しい位置に立っているのである。"
  • フィリップ・ソレルス「幸福なディドロ」|思想の言葉|SHISO No.1076

    『図書』は大勢の知的好奇心あふれる読者に1938年の創刊以来愛読されてきた「読書家の雑誌」です。 古今東西の名著をめぐるとっておきの話やエピソード、心を打つヒューマン・ストーリー、旅のときめき体験、人生への思索などを綴る、滋味あふれるエッセイの数々。 文学・芸術・学問の面白さを語る対談・座談・インタビュー。若手からベテランまで『図書』ならではの一流の執筆陣が書き下ろす文章の力と味わいは、日常生活にピリッと刺激を与えるスパイスの働きをするはずです。 魅力的なとの出会いの場、読書の新しい愉しみ発見の場として月刊『図書』の定期購読をおすすめいたします。 巻末の新刊案内は岩波書店の出版活動の最新情報をいの一番にお届けする「読者と岩波書店を結ぶホットライン」です。 綴じ込みの〈書籍注文ハガキ〉もご利用ください。

    フィリップ・ソレルス「幸福なディドロ」|思想の言葉|SHISO No.1076
    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/02/07
    アンソロジー『分析哲学(Analytic Philosophy : An Anthology)』(eds. A. P. Martinich & D. Sosa, Blackwell)編者は「形而上学はストローソンとチザムによって再活性化された」と述べている。
  • クリプキ『名指しと必然性』 (うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ)

    『名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題』 ソール・A.クリプキ(著), 八木沢敬(訳), 野家啓一(訳) 産業図書、1985 ■ 感想 いまさら読んだ。 思ったより、形而上学と距離をとっていたのが新鮮であった。 ■ アプリオリと必然的 「アプリオリ」というのは、「調べなくてもわかる」という意味だそうだ。 「必然的」というのは、「そうでないことが想像できない」という意味だそうだ。 たとえば、「切り裂きジャックは殺人者だ」というのは、調べなくてもわかるのでアプリオリ(切り裂きジャックはある殺人事件の犯人に与えられた名前だから、殺人者であることは調べなくてもわかる)。一方、切り裂きジャックが、そもそも殺人犯にならなかった可能性を想像することはできるので、これは必然的ではない (偶然だ)。 他方、物理学を知った上で「熱が分子運動ではない」という可能性を想像するのはむずかしい。だからこれは必然的

  • 『現代唯名論の構築』 - mzsmsの雑記

    中山康雄『現代唯名論の構築』*1を読んだ。正直なところ、あまり期待していなかった*2。しかし、実際に読んでみると、すばらしく面白かった。すらすら読めるし。これはいい。じつにいい。ただ、とはいえ、いくつも疑問はある。 時間的切片は線形順序をなすか? 中山は宇宙全体の時間的切片が線形順序をなすという四次元メレオロジーの体系を提案するが*3、特殊相対性理論以後の物理学の理論には、これは当てはまらないはずだ。光速に近い速度で行き違う二つの電車があり、一つ目の電車の先頭車両にAが、その電車の最終車両にBが、二つ目の電車の先頭車両にCが、その電車の最終車両にDが乗っているとき、Aのある時間的部分(a)から見てそのaと同時に存在しているBの時間的部分(b)とCの時間的部分(c)とDの時間的部分(d)は、cから見て同時に存在する時間的部分ではない。つまり、ある時空点を含む宇宙全体の時間的切片というのは複数

    『現代唯名論の構築』 - mzsmsの雑記
  • nizi metaphysics - FC2 BLOG パスワード認証

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    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/02/02
    柏端達也『自己欺瞞と自己犠牲』要約
  • 現代哲学の根本問題

    『現代哲学の根問題』晃洋書房 第01巻:存在論の根問題−構造存在論− ハインリッヒ・ロムバッハ/中岡成文訳(83) 売切れ ●序論 ・道 ・現代 ・現象学と存在論 ・書くことと読むことの困難さ ●構造体制 第1章:機能性と相関性−厳密に考えると 第2章:全体とその各契機との同一性という根思想 第3章:構造の現実形態としての具象 第4章:自己尺度性と自己批判 第5章:全体主義と排他性 ●構造力動性 第1章:存在論的過程としての構造生起 第2章:修正、再構成、高揚 第3章:構造の基準としての高揚 第4章:固体化の諸形式 第5章:固体化の高揚としての自己性。先行把握 第6章:構造の自己解釈と自己関係 第7章:現象、開現、存在 第8章:システムと構造 第9章:古今のシステム理論 第10章:構造とシステム ●構造生成 第1章:生成が発現するための諸条件 第2章:生成の展開生起 第3章:完結およ

  • 岩波講座哲学全15巻 目次

    この時代の〈生きた思考〉とは,〈哲学する〉こととは何か.編集委員12人が,歩んできた探究の道を踏まえて,この問いへの応答を試みます.理性と合理性の立場の再生は可能か,「日の哲学」は成り立ちうるのか,他者の哲学・公共性の哲学が具えるべき要件とは何か,そして現実の大地に立つ哲学の姿は? 考えることの全体重をかけ,明日の哲学を占う.

    岩波講座哲学全15巻 目次
  • 三嶋博之、河野哲也『環境のオントロジー』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    『環境のオントロジー』 三嶋 博之 (著), 河野 哲也 (編さん) 三嶋博之 / 溝口理一郎 / 関博紀 / 倉田剛 / 加地大介 / 柏端達也著 http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-36050-7/ 目次 第1章 なぜ環境のオントロジーが必要なのか 第2章 生態学的アプローチの戦略 第3章 工学のオントロジー 第4章 建築のオントロジー 建築家の視線の先にあるもの 第5章 事態のオントロジーと環境の理論 第6章 現代のオントロジーとアリストテレス 第7章 形式的存在論と環境の形而上学 第8章 環境の性質 性質のオントロジーに向けて 第9章 アフォーダンス・創発性・下方因果 ギブソンのアフォーダンス論とオントロジーについていろんな人が書いてみましたという?なんか不思議な構成だ。 アフォーダンスのえらい人が若いオントロジストを

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/26
    ”柏端達也氏の論文は大変よかった。ギブソンのアフォーダンスの概念を、現代分析哲学の性質論、特に「傾向性」の概念から解釈しなおす。"
  • 『現代形而上学論文集』(柏端達也、青山拓央、谷川卓編訳、2006年、勁草書房)再読 : ページからページへ

    『現代形而上学論文集』(柏端達也、青山拓央、谷川卓編訳、2006年、勁草書房)再読 カテゴリ: 学会・イベント 現代形而上学論文集 (双書現代哲学2) 販売元:勁草書房 発売日:2006-02-16 クチコミを見る ふとしたことで書を通して読み返す機会を得た。 このが店頭に並んだ当時、まだ業界の状況について右も左も分からぬ身であった私はその存在にずいぶんと鼓舞された記憶がある。そして曖昧なものをいかように曖昧であるか明示化するというルイスの鷹揚な発想に我慢がならなかったものだ。またサイモンズの論文を読んでフッサールの印象が劇的に好転した思い出もある。ただし『論研』はまるで理解できなかったのだが。何やらもうひと世代も前のことのような気がするが実際には3年半しか経っていない。いや3年半もと言うべきか。 せっかくなので今あらためて感想をしたためておきたい。 なおきちんとした書評を所望される場

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/26
    ここに収められている論文は必ずしも形而上学の基本的な重要文献ばかりではない それなりに訓練を受けている読者が形而上学の領域になじむという用途に本書は向いているのではないか
  • 雑記2008年5月9日(金) - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/24
    『自己欺瞞と自己犠牲』 柏端 達也 (著) 勁草書房、2007
  • 雑記2008年3月29日(土) - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    ■ 生活 スーパーのなかをぼけーと歩いていたらワインの瓶をひっかけて割ってしまった。 そのあとも、レンタルビデオ店で (こりずにまたDVDを借りに行った) 会員カードがみつからずパニくっていたら、スーパーの袋を落してひっくりがえした。 こういう行動を、うまいこと萌え要素としてアピールできないものか...。 あとスーパーの店員さんが、こぼれたワインの上に糠をふりかけ、ほうきで糠をかきあつめるという掃除技法を駆使していてすごいと思った。糠ってそんなことにも使えるんだすげー。 ■ 読書 萌える日文学 堀越 英美 (著) 幻冬舎、2008 名著でした。 では、宮沢賢治は妹にハァハァすることはなかったのでしょうか。宮沢賢治と妹の兄妹相姦的な関係性についてはさまざまな評論家が触れていますが、なかでも中沢新一『哲学の東北』に収められている賢治論は、すがすがしいほどに妹エロス全肯定です。母性から閉鎖性と

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/01/24
    * 『現代形而上学論文集』 勁草書房、2006
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