フリードマン、ノージック ネオコン 丸山眞男と福田恆存 保守本流 前回の続き。 保守主義とは何か - 反フランス革命から現代日本まで (中公新書) 作者:宇野 重規発売日: 2016/06/21メディア: 新書 フリードマン、ノージック フリードマンは、社会保障の目的が高貴なものであったことを認める。が、問題は手段である。(略)結果として、それによって利益を受ける特殊利益団体の増加をもたらした。そのような特殊利益団体はひとたび生まれると、自らの存続を自己目的化してしまうのである。権限をもった官僚たちもまた、国家全体の利益よりは、自らの組織の発展を考えるようになる。政府の役割は止めどもなく拡大していくことになった。 (略) 「今日の新しい支配階級は、大学におさまっている連中であり、報道機関であり、とりわけ連邦政府の官僚機構である。(略)」(『選択の自由』)。 重要なのは、個人が自分の所得を何