anthropologyに関するtsuka_ryoのブックマーク (8)

  • 『暴力の人類史』の書評が気になった - 道徳的動物日記

    暴力の人類史 上 作者: スティーブン・ピンカー,幾島幸子,塩原通緒 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2015/01/28 メディア: 単行 この商品を含むブログ (17件) を見る 1月末に発売されたスティーブン・ピンカーの『暴力の人類史』だが、図書館に予約していたものがようやく届いたので、読んだ。原著(The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined )は前から手元にあったのだが(邦訳は上下巻揃えるのに9000円以上かかるが、原著なら2000円未満で購入できる)、これだけの量を英語で読み通すのはさすがにしんどく、興味のあるところを摘んで読む程度にとどまっていた。しかし、改めて邦訳を読んでみて、これは最初から最後まで通読するべきだと思った。 様々な話題が取り上げられており、どこから読んでも面白いタイプのだが、

    『暴力の人類史』の書評が気になった - 道徳的動物日記
  • フランツ・ボアズ『プリミティヴアート』 - Jablogy

    プリミティヴアート 作者: フランツボアズ,Franz Boas,大村敬一出版社/メーカー: 言叢社発売日: 2011/10メディア: 単行 クリック: 20回この商品を含むブログ (6件) を見る 米国の文化人類学(さらにいえば言語学も)の方向性に大きな影響を与えたボアズ。彼の思考がぎゅっと詰まった一冊だった。なかなかの厚さの書物で、事例が羅列されているところはちょっと読みづらいが、フォントが大きめだったり、細かい索引がついたり、小見出しをつけたり、さらには原文の対照ページが表記されたりと、読みやすくする編集の工夫が多数なされていて好印象である。 書の厚みのうち90ページ分は、訳者による解説が占めている。ボアズのバイオグラフィーと学説の特徴、および書の要点が丁寧にまとめられており、とても助けになった。 内容的には、原書が1927年の出版にして、現在(でも)ホットなトピックが先取りさ

    フランツ・ボアズ『プリミティヴアート』 - Jablogy
  • チベット高原の規律と抵抗

  • レヴィ=ストロース sur ナチズム(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    新書498闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書) 作者: 渡辺公三出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/11/13メディア: 新書購入: 5人 クリック: 67回この商品を含むブログ (51件) を見る 渡辺公三『闘うレヴィ=ストロース』第二章「批判的人類学の誕生」では紐育に亡命中のレヴィ=ストロースのナチズムに関する思考が言及されている(p.97ff.)。 先ずSocial Research(Volume 10, 1943)に掲載された、ホピ族*1の首長の自伝的語りであるSimmons Leo, W. (ed.) Sun Chief―The Autobiography of a Hopi Indianの書評; ドンは語りをしめくくるにあたって、インディアンのなかにはヒトラーが、悪者を罰し正しい者を救いに、ある日、地上に帰ってくるとされるホピの伝説の「選ばれた白い兄弟」だと信じてい

  • 川田順造 1988 『聲』 筑摩書房 (1) - Jablogy

    概要 『音・ことば・人間』でも紹介した、西アフリカ・ブルキナ・ファソのモシ族を調査してきた川田順造による、声とそれを使ったコミュニケーションの文化的な側面を考察するエッセイ集で、『現代詩手帖』(思潮社)で1985年3月号から1986年11月号まで連載されたものに加筆してまとめたものである。 全体的な内容の紹介と目次を筑摩書房のサイトから引用する。 紹介文 思慕し、誇示し、たたえ、名づける声。神に、王に、恋する者に、生まれ出た者に、死者に向って発せられる声。すぐれて個別的かつ制度的な声。声をめぐり、アフリカの無文字社会でのフィールド・ワークにはじまる考察は、日・ヨーロッパ諸語の擬声語・擬態語、音感、類音類義、楽器と言語、語り、民話、音楽…人称と、さまざまな事象に及ぶ。声の豊饒な沃野のなかに近代社会の個性(ペルソナ)の裡の姿を浮かび上がらせる。 目次 Ⅰ 1 権力の声、戯れる声 2 音声の象

    川田順造 1988 『聲』 筑摩書房 (1) - Jablogy
  • 小泉文夫は民族音楽学学者なのか? - Jablogy

    ◆イメージのズレ 「民族音楽」や「日の伝統音楽」に関心のある人ならだれもが一度は参照する小泉文夫。一般にはテレビなどで「民族音楽」を紹介した仕事で有名ですね。 「民族音楽」を研究している人なのだから「民族音楽学者」なのだろうと普通は理解するし、実際「民族音楽学者」と紹介されていることも多いです。 しかし、平凡社の『音楽大事典』における「民族音楽学」の定義をみてみると、 人類の個人から小集団、共同体、地方、部族、民族、国家、人種、全人類に至る様々なレベルの文化に見出される音楽表現ないし音楽文化およびその周辺事項を扱い、その中心的対象の内的構造(音楽構造)ばかりでなく、それぞれの社会や文化によって規定される外的構造(脈絡構造)をも解明し、さらにその内外二つの構造の相関関係を把握することにより人類の音楽性を文化的個別性と普遍性という二極間に位置づけながらその質を解明しようとする学問である*1

    小泉文夫は民族音楽学学者なのか? - Jablogy
  • 未知の種族を発見:アマゾン流域 | WIRED VISION

    前の記事 大部分が雪雲に覆われた北米大陸(衛星写真) 「音声電話Twitter」システムが開始 次の記事 未知の種族を発見:アマゾン流域 2011年2月 2日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Brandon Keim アマゾン流域のジャングルで、これまで見つかっていなかった種族が発見され、航空写真が公開された。 写真は、ブラジルの先住民管轄当局が撮影したもの。先住民の保護を目的とした団体『Survival International』が1月31日(現地時間)に公開した。 世界全体では、「未発見の種族」は100程度存在すると考えられている。もっとも最近の発見は2008年で、やはりアマゾン流域だった。この種族はブラジル西部、ペルーとの国境近くのエンビラ川流域に分散して住んでいた。 こういった種族は、開発によって生存を侵害されつつあ

  • 文化相対主義:Cultural relativism

    文化相対主義(cultural relativism)とは他者に対して、自己とは異なった存在であることを容認し、自分たちの価値や見解(=自文化)にお いて問われていないことがらを問い直し、他者に対する理解と対話をめざす倫理的態度のことをいう。 この定義は、文化相対主義をそのような認識論的立場あるいは信条として、我々は受け入れるべきだ という観点からなされたものである。また、伝統的にアメリカや日文化人類学の分 野の中に広く受け入れられているものである。 というのは、文化相対主義の定義は、質的に矛盾をはらんだものであるこということを正直に述べ ておかねばならない。20世紀の後半になって、文化相対主義への批判やバッシング、はては理論としての無効性まで主張するものが現れた——それらの多くは 文化相対主義の論理的矛盾や限界をあらかじめ先取りしておいて批判をするという不当なものである——が、これ

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2010/10/14
    池田光穂氏による
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