bookとmediaに関するtsuka_ryoのブックマーク (2)

  • ジョン・キム『逆パノプティコン社会の到来』 - 断想録

    ウィキリークスとそれに関連した情報社会に関する書籍は、今年に入り山ほど発売してます(もちろん、僕が共著で出させていただいたもそれに該当します)。 そんなたくさんのの中でも、今回読んだキム先生の『逆パノプティコン社会の到来』は非常に興味深いものでした(ちなみに、キム先生には一度だけご挨拶させていただきましたが、非常に丁寧でダンディな方でした!)。 書ではウィキリークスと「情報の共有化、透明性」の問題系を、一連の革命を含めてコンパクトかつ明晰な分析のもと解説し、多くの問題提起をしています。 特に興味深かった一節は、ウィキリークスと大手報道機関(既存メディア)の差異について。「前者は暴露を通じて情報の透明性に力を入れ、後者は情報の検証・分析・報道による情報の信頼性に力を入れるという、相互補完的な関係を構築した」(136頁)。情報の信頼性とは、情報を適切に解釈し、読みやすくどういった意味があ

    ジョン・キム『逆パノプティコン社会の到来』 - 断想録
  • 『モノ言う中国人』西本 紫乃(集英社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「中国のインターネット言論についての優れた入門書」 チュニジアやエジプトでの動乱で、ツイッターやフェイスブックによるネットワーキングが大きな機能を果たしたことはよく指摘されている。しかしむろん、こうしたツールがあればすぐ「革命」が起きる訳ではない。 中国が、これらの国の旧体制やや共通する点のある、強権的な政治手法を用いていること、また積極的にネット言論を統制・検閲していることはよく知られている。 書は、中国のメディアとコミュニケーションを専門とする研究者でもある著者が、一般向けに分かりやすくその歴史と現状を概観したである。 2000年代後半頃から次々と発生した、ネットを舞台にした事件の具体的な事例が豊富に集められていること、また中国語による中国での議論が豊富に紹介されていることが、大きな強みとなっている。 中国のインターネットについては、日でも注目が高まっており

    『モノ言う中国人』西本 紫乃(集英社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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