2011年5月22日のブックマーク (3件)

  • Barthes, Roland『物語の構造分析』

    ■Barthes, Roland 1966 Introduction a l'analyse structurale des recits=19791115 ロラン・バルト,花輪 光 訳 『物語の構造分析』,みすず書房,219p ISBN-10:462200481X ISBN-13:978-462200481 2600+ [amazon]/[kinokuniya] ※ n08 ■内容 以下みすず書房ホームページhttp://www.msz.co.jp/book/detail/00481.htmlの紹介より 「物語はまさに人類の歴史とともに始まるのだ。物語をもたない民族はどこにも存在せず、また決して存在しなかった。あらゆる社会階級、あらゆる人間集団がそれぞれの物語をもち、しかもそれらの物語はたいていの場合、異質の文化、いやさらに相反する文化の人々によってさえ等しく賞味されてきた。物語は、良い

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/05/22
    一編のテクストは、いくつもの文化からやってくる多元的なエクリチュールによって構成され、互いに対話をおこない、他をパロディー化し、異議を唱えあう。この多元性が収斂する場は作者ではなく読者である
  • 「Why everyone (else) is a hypocrite」 第2章 その2 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Why Everyone (Else) Is a Hypocrite: Evolution and the Modular Mind 作者: Robert Kurzban出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2011/01/03メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 174回この商品を含むブログ (25件) を見る 第2章 進化と分断された脳 ここまでにクツバンは「繰り返し現れる特殊な問題が複数あるような状況ではそれぞれに特殊化したモジュールを用いることが効率的であり,自然淘汰がかかる場合には必然になる.」ということを説明し,そして「ヒトの心もそうなっている」という進化心理学の主張に批判があることをみてきた. 批判者は心が一般目的の計算機だと主張することになる. クツバンはまず「一般目的」なる概念から攻撃する. そもそも一般目的を持つものを想像することが

    「Why everyone (else) is a hypocrite」 第2章 その2 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • ジョン・キム『逆パノプティコン社会の到来』 - 断想録

    ウィキリークスとそれに関連した情報社会に関する書籍は、今年に入り山ほど発売してます(もちろん、僕が共著で出させていただいたもそれに該当します)。 そんなたくさんのの中でも、今回読んだキム先生の『逆パノプティコン社会の到来』は非常に興味深いものでした(ちなみに、キム先生には一度だけご挨拶させていただきましたが、非常に丁寧でダンディな方でした!)。 書ではウィキリークスと「情報の共有化、透明性」の問題系を、一連の革命を含めてコンパクトかつ明晰な分析のもと解説し、多くの問題提起をしています。 特に興味深かった一節は、ウィキリークスと大手報道機関(既存メディア)の差異について。「前者は暴露を通じて情報の透明性に力を入れ、後者は情報の検証・分析・報道による情報の信頼性に力を入れるという、相互補完的な関係を構築した」(136頁)。情報の信頼性とは、情報を適切に解釈し、読みやすくどういった意味があ

    ジョン・キム『逆パノプティコン社会の到来』 - 断想録