冬はみかんの季節です。スーパーの果物売り場では、専用のネットで束ねられたみかんをよく見かけると思います。実はこのネット、みかんがより良く見えるように、とある“色の錯視”が使われているのです。 色にはさまざまな錯視がありますが、ここで使われているのは「色の同化」と呼ばれる錯視です。朱色のネットでみかんを覆うことにより、みかんの色がネットの色に同化して「よりおいしそうなみかん色に見える」というものです。 この他にも、スーパーでは緑のネットにオクラ、白のネットにニンニクを入れて、オクラやニンニクがより良い色に見えるよう工夫しています。