血液中に溶け込んでいるコレステロールは、「LDLコレステロール(悪玉コレステロール)」と「HDLコレステロール(善玉コレステロール)」に分けられます。 ここからは、LDLコレステロールとHDLコレステロールについて詳しくご説明しましょう。 1-1.LDLコレステロール LDLコレステロールは、通称「悪玉コレステロール」と呼ばれるコレステロールです。 肝臓でつくられたコレステロールを体の全体へ運ぶはたらきがあります。 しかし、血中に増え過ぎてしまうと血管壁にたまることで動脈硬化につながる恐れがあるため、基準値を超えないように注意することが必要です。 血中のLDLコレステロールの正常範囲は140mg/dl未満であり、この基準以上になると「高LDLコレステロール血症」と診断されます。[1] 基準値を超えないよう、定期検査などで確認すると良いでしょう。 [1] 厚生労働省 e-ヘルスネット「LDL