ツムラのバスクリンの偽物みたいなバスロマンを販売しているアース製薬が、(株)バスクリンを子会社化すると27日発表した。 ツムラは、津村順天堂として生薬・漢方・中将湯(改良してバスクリン)など入浴剤を扱う老舗の医薬品企業であったが、バブル崩壊の後遺症で、創業家の津村社長が逮捕されるなど紆余曲折があった。そうした過程でバスクリン事業はMBOにより、スポンサーとなった第3者のWISE PARTNERS(株)が運営するWP1号投資事業有限責任組合が80.7%の株を所得していた。 なお、バスクリンの平成23年3月期の業績は、売上高:124億68百万円、経常利益:6億14百万円、当期利益:2億31百万円、自己資本:14億54百万円、総資産:83億69百万円となっている。 株式譲渡日は、平成24年2月29日を予定している。