ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (6)

  • 大いなる勘違い  遠征すれば釣れると思い込む釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師と申しますのは妙な生き物で御座いまして、この妙なのが何処にでも生息しております。 この生き物、釣り場など決まっているようで、あちこちいたるところに移動出没いたしますから、節操などと言いますものは、ほとんど御座いません。 別に戦場から持ち帰ったものではありません。福山自動車博物館ではこれを再生して道路を走らせるようにしますから驚きます。 私などは遠出など、体にこたえるのはもう御免でありまして、決まりきった釣り座に十年ひと日のごとく、座り込んでおります。 釣り師の妙さ加減、釣りをするために遠征などいたしますが、これは別に妙でも何でもありません。妙といいますのは、遠征すれば釣れると思い込む事です。情報などに翻弄されてしっかり思い込むのです。 分かりにくいので具体的に説明しますと、岡山県の人が広島県に行くと釣れると思い込むのです。広島県の人間もやはりそうで、隣まで遠出すると釣れるという幻想に

    大いなる勘違い  遠征すれば釣れると思い込む釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
  • 「岸壁の父」と釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り場におきまして風の向きを図ることは大事な事でして、これを読み間違いなどいたしますと、散々な目に合うという事になってまいります。 竿の先が風で揺れますと魚信など分かりませんし波などで釣りづらくなってまいります。「風裏を釣れ」といいますのは釣りでは定石で御座います。 釣り師は釣れぬ時間帯になってまいりますと、気の置けない仲間内などでは「悪口」を言い放ってまいります。このときも風の方向はよほど注意をいたさねばなりません。 釣り場では風の向きなどによりますと、対岸の声が良く聞こえてまいります。風は音を運びますから悪口にも方角があることになります。  上手の釣り師の高等技術に「悪口は風上に言え」というのが有りまして、これですと悪口も届きにくいこととなってまいります。 下手に揉め事になってもいけませんからよほど注意することです。 悪口を言わぬのがよい事は言うまでもありませんが・・・ 渡船場で釣り師

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  • 密かに時限爆弾を仕掛けたのだが・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り場に着きますとどちらの釣り師も、それは無駄な動き無く準備を始めて まいります。永年同じことを繰り返しておりますと、日頃不器用な人でも洗練 されたものになってまいりますから、繰り返す事とはげに恐ろしいもので御座います。 この動きの中に何故かぎこちない動きをする奴が?その上何か隠そうとしております。それは悟られてはならぬことですが、観察眼の塊の釣り師にとっては、科捜研の女より目ざとく見つけてまいるもので御座います。隠そうたってそう簡単に許してもらえるなど、考えるほうが間違いなのです。 この空気すぐに、伝播しまして「おい、隠したぞ、今度は何の算段だい?」 と詮索の対象になってきます。 釣り師は考えに考えた秘策を持って釣り場に参る事があります。失敗をあざけられるより、ひそかに試してうまく行けば独壇場、これほど人を出し抜いても合法的なことがありましょうか。 一人独自の技術で賞賛を浴びる、なんとす

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  • 釣り師と「うちの子やめさせます」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師は釣りをしに釣り場にと参りますが、そこは人のこと、そればかりでは有りません。 余程つらいこと、辛らつなことなど有りましたら、逃避しても参りますから、なにやら苦虫を噛み潰した釣りと成ってまいります。 さる方など朝っぱらから眉間の縦じわ「どうしたい、えらい色っぽい縦じわじゃあねえか?」といいますと「なあに、昨日の晩嬶といざこざでひと悶着あってな、くそったれ!腹の立つことにゃぁ物も言わずに弁当を投げて寄越しやがった、くそったれ」 とまあこれなど可愛いもので、弁当を作ってくれるのは、決定的ではないことですからほほえましいと言わざるを得ません。 釣り場では余程親しい仲になれば別ですが、あまり他人の詮索はしてまいりません。 それでなくても煩わしい、陸のしがらみなどは持ち込みたくないからでしょうか。ですからどの職業の方であるかよく分かりませんで、家族構成、社会的な地位など知らぬ事が多いものです。 

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  • インドのカレーと釣り事情 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    ディリープはインドの人で、気候の厳しい国の人であると思うのだが、かなり北の 方の山間部なので、こちらが思い込んでいる状況とは違ってかなり穏やからしい。 彼のお兄さんは飼い犬を「トラにべられたよ!」「トラが村の中に入ってくるよ」と言いますから、かなり危険な穏やかさなのだろう。 おなかに西瓜を丸ごと詰めた様なお兄さんの腹は、見た目にも異様に大きい。インドの人の目は白目の部分が多いのでギョロリとしている。ぷっくりぎょろりのお兄さんは、こちらでインド料理の店を10店舗ばかり展開している社長さんだ。 当初ディリープはお兄さんの店で働いていたが、念願の自分の店をようやく持てたところだ。彼は日に来て5年ほどだが勉強熱心で、日語検定に挑戦しているくらいだから達者に日語が操れる。下手な冗談や、これは分かるまいと言うような悪口まで理解しているので、それこそ下手は打てない。 福山市春日町にある 魚が余程

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  • 釣り師 「桃尻釣法」に出合う! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師の一人一人は同じ様な事をしているようで、微妙に違ってまいります。 これが大きく変わりますと、釣れるか釣れぬか、まるで丁半ばくちの趣となってまいりまして大層な開きが出てくるものです。 懐かしい車 福山自動車時計博物館 所蔵 釣りは教える専門的なところはありませんので、各自、在り様で工夫してまいりますから、癖といいますものは出やすいもので御座います。 釣り師が10人居りますと10の釣法がありまして,まさに十人十色です。少々の違いなど平穏無事、何の行き違いなどありましょうか、収まりは付いております。 これが大層な違いと成りますと、ややこしい事に成りまして、大勢の人に首をかしげさす事に繋がってまいりますから、随分人騒がせなことです。 さる釣り師、顔は良く見かけるが挨拶程度で親しく話す間柄ではない。他の人もあまり親しそうにはしていない。釣り場ではお互いの釣り方や、人との関わり方にあまり踏み込み

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