結局アレ脚本家が本当に描きたいことを描こうとするたびに、史実要素が全部邪魔になるんだよな だってそうじゃん? 寅子はどこまで行っても、所詮いいとこのお嬢様が生まれ持った文化資本を存分に使い倒す、そういう話でしかない だからこそタイトルも「虎に翼」なわけだ あの時代としてはたいへん理解のあるパパに恵まれ、ママにも恵まれ、結婚を二度もして子も孫もできて まあ朝ドラの伝統で身内を失うテンプレじみた苦労はあれど、あくまで既存の社会秩序に属した権力の手先風情に過ぎない 今日の「権威主義のイヌ」っていうのもまさにそれでさ 二言目には人権や反権力を謳うリベラル左翼勢力が、大嫌いでしょうがないはずの国家権力の一端をまぎれもなく担っていて 反体制ガチ勢の皆様から見れば、彼らもまた国家の走狗でしかない そういう一見矛盾した事態ぐらい、制作側だって当たり前に自覚してるわけよ そんな奴がいくら小手先でフェミニズム