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2010年8月28日のブックマーク (4件)

  • ドンガバチョ的

    先日の毎日新聞の「余録」が日教育の失敗を海外の成功例と比較して難じていた。例えばフィンランドはソ連崩壊の「余波で大不況に見舞われ国の歳出は大幅カット。そのなかで教育費だけ増やす大勝負に出た。それは大きな果実をもたらした。子どもたちの学力は急伸。国際比較ではいつも世界のトップだ。ノキアなど知識集約型の産業が発展し『森と湖の国』はハイテク国家に変容した。」よく聴く話である。もう一つの成功例はシンガポール。「シンガポール政府のウェブサイトを見ると、英語、日語、中国語、韓国語など7種の言語で、世界の若者に留学を呼びかけている。もしあなたが卒業後3年間シンガポールで働けば、学費の8割を無償供与しましょうと。世界の大学はいま、いかに海外の優秀な頭脳を獲得するかを競う。それが国の将来を左右するからだ。日は大丈夫だろうか。英タイムズ紙系の『QS大学ランキング』10年版(アジア地域)を見ると、シンガ

  • 他者からの愛と自己愛、この二つの愛がどうしても必要なのである:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 他者への愛と異性への愛への困難 フロイトがこれまで繰り返して強調してきたことは、人間が他者を愛するということ、他者のうちでも異性を愛するということは、当然のことでも正常なことでもなく、さまざまな条件のもとでしか成立しないということである。誰もが自己を愛するものであり、他者は二の次になりがちである。他者を愛するとしても、男性が女性を愛するためには、いくつかの困難があり、同性への愛へと進む傾向があるし、女性が男性を愛するためにも、いくつかの困難があるとフロイトは考えるのである。 それでも多くの場合、思春期に男性と女性は愛しあう。それが可能となる道筋をこれまでたどってきたのだが、まだ言われていない重要なことがいくつか残っている。そ

    他者からの愛と自己愛、この二つの愛がどうしても必要なのである:日経ビジネスオンライン
  • 「やむをえない人生」に、吹けよ、風!:日経ビジネスオンライン

    「讃岐の国の多度の郡の五位、法を聞きて即ち出家せる語 第十四」(『今昔物語集』巻第十九 朝付仏法) 『今昔物語集』1059話の中から見つけた深く美しい力 『今昔物語集』は、平安時代の末期(12世紀の初め)に成立した仏教説話集だ。作者未詳、書き出しはすべて「今は昔……」で統一された1059話。 ぼくは何か機会があるたびに、つまみいのようにして読んだだけだ。おもしろい話もあったし、退屈な話もあった。そして、この「讃岐の国の多度の郡の五位、法を聞きて即ち出家せる語(さぬきのくにのたどのこおりのごい、ほうをききてすなわちしゅっけせること)」のように、いつまでも心に残る、かけがえのない、深く美しい力を持つ話もあった。 主人公は讃岐の国の極悪人、源大夫 舞台は讃岐の多度郡、今の香川県仲多度郡の多度津町や善通寺市あたりだ。源大夫(げんだいぶ)という名の極悪人がいて、毎日のように人を傷つけ殺すので、地

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  • 有害の烙印を押された手塚治虫「セックス・コミック」:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「非実在老人」の問題を「コミック」と併せて考えた時、最初に思いついたのは「手塚治虫」でした。ツイッターでもブレーンストーミングさせてもらったのですが、 「もし手塚治虫が生きていたら、死後32年もの長い間、白骨体で横たわっていたエアー老人、という状況をどう考えただろう?」 いや、もっとはっきり言うなら 「手塚治虫ならどうマンガに描いただろう?」 と、思わず考えてしまったわけです。 「ブラック・ジャック」とエアー老人 僕の小学生時代、手塚治虫は現役のマンガ家でした。1970年代「ジャングル大帝」や「鉄腕アトム」は少し古びた感がありましたが、手塚治虫としても最初の最盛期を過ぎた後、第二のピークに差し掛かる時期だったようです。特に毎週「少年チャンピオ

    有害の烙印を押された手塚治虫「セックス・コミック」:日経ビジネスオンライン