政治家一人一人の政策位置(政治的な立ち位置)を、「項目反応理論」という統計手法を使って割り出したのが、今回の分析だ。 回答者の立ち位置を、一方をA側、もう一方をB側と仮に呼び、その間のどこかに位置すると想定する。項目反応理論で有権者の回答を分析すると、この質問に賛成と答えた人はA側になりやすい、この質問はB側にといった具合に、質問ごとに、政策位置に影響する力が「識別力」として数字で表される。識別力は一般的に賛否が大きく割れる質問ほど大きく、賛否が割れにくい質問は小さい。ただ、賛否が分かれる質問でも、他の質問の賛否と関連が低いものは、識別力が小さくなる場合がある。 識別力には、AかBのどちらかに向かせる方向性がある。例えば賛成すればA側になりやすい質問は、反対すればB側になりやすい。また、数字が大きいほど、ABどちらかに向かわせる力が大きい。 分析の結果、識別力が大きい順に三つあげると、例え
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