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2020年6月20日のブックマーク (2件)

  • 先史:アフリカ大陸の農業の起源について - 歴史の世界を綴る

    農耕の起源について続けて書いてきたが、この記事では農業(農耕と家畜)の起源について書く。もしかしたらアフリカ史的には農耕起源より家畜の起源のほうが重要かもしれない。 他の多くの地域もそうだが、アフリカの農業の起源についてある程度の通説を形成するには まだ蓄積が足りないらしい。 アフリカ大陸の気候について アフリカ大陸の地図と気候 緯度と気候の関係 完新世前期のサハラ砂漠 エジプトの農業経済の出現 ウシの家畜化 農耕の起源について アフリカ中・南部における農耕の出現 アフリカ大陸の気候について アフリカ大陸の地図と気候 まずはアフリカ大陸の地図 植生の季節変動、2月と8月 出典:アフリカの地図<wikipedia*1 緯度と気候の関係 大気の大循環のモデル 海陸分布や地形の影響を受けるので、実際の風の吹き方はこの図の通りにはならない。地表面を吹く風は、北半球では進行方向右へ、南半球では進行方

    先史:アフリカ大陸の農業の起源について - 歴史の世界を綴る
  • 誰もが知っているダーウィンの名言は、進化論の誤解から生じた!(千葉 聡)

    最近のゲノム科学や理論研究が示した答えは次のようなものだ。 集団レベルの性質ならば、多様でかつ現在の環境下では生存率の向上にあまり貢献していない“今は役に立たない”遺伝的変異を多くもつことである。個体レベルの性質なら、ゲノム中に同じ遺伝子が重複してできた重複遺伝子を数多く含むこと、複雑で余剰の多い遺伝子制御ネットワークをもつことである。 要するに、常に変化する環境に適応し易い生物の性質とは、非効率で無駄が多いことなのである。これはたとえば、行き過ぎた効率化のため冗長性が失われた社会が、予期せぬ災害や疫病流行に対応できないことと似ている。 だから、もしこのダーウィンの言葉と誤解されているフレーズが、どう変化するか予想が困難な社会環境のもとで、組織や業務の〝選択と集中〟や、効率化を進めることを正当化するために用いられるなら、それは明らかに誤りであり不適切である。 きっと、研究まで興味を持たれて

    誰もが知っているダーウィンの名言は、進化論の誤解から生じた!(千葉 聡)