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ブックマーク / www.jmedj.co.jp (3)

  • 食後の傾眠・だるさの原因は?【多くは食事性低血圧による】|Web医事新報|日本医事新報社

    事摂取後,間もなく「体がだるい,横になりたい」「眠い,体をなでてくれ」と言って,5~10分ほど横になった後,「すっきりした」と言って起き上がることができる患者を時折見かけます。 これはどのような機序による症状なのでしょうか。また,どのような疾患が鑑別されなければなりませんか。 (東京都 K) 【回答】 事摂取後,間もなく身体がだるくなったり,横になりたくなったり,眠くなる症状は健康な人にも多少起こりますが,ひどい場合は意識障害を起こすこともあります。こうした症状の多くは事性低血圧が原因です。 事をすると眠くなることは古代ギリシャの頃より知られていましたが,1968年,ボッティチェリ1)によるシャイ・ドレーガー症候群,その後1977年,セイヤー─ハンセン2)によるパーキンソン病での報告がきっかけで事性低血圧の病態がはっきりと認識されるようになりました。 現在,事性低血圧の定義は確

  • ためこみ症とは?【無秩序かつ過剰な収集,廃棄に対する嫌悪・整頓の欠落などを特徴とする強迫性障害】|Web医事新報|日本医事新報社

    ためこみ症とは?【無秩序かつ過剰な収集,廃棄に対する嫌悪・整頓の欠落などを特徴とする強迫性障害】 「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」で新たに使い始められた「ためこみ症」(hoarding disorder:HD)の病態についてご教示下さい。なお,「収集」(collection)ではなく,「ためこみ」(hoarding)という語が用いられている理由も併せてお願いします。 (大分県K) 【回答】 HDは,実際の価値にかかわらず,「ものを所有していたい」という欲求とともに,それを捨てることに関連した苦痛により,ためこんでしまう行為を主な特徴とします。ためこんだ物品は通常の生活が行えないほど,生活空間を制限するものであり,clutter(取り散らかり),すなわち関連のない多くの物品が無秩序に集められ,来別の目的でつくられた空間を占拠し,山のようにたまった状態となります。患者はその価値

  • 【論点】費用対効果からみた医療行為の価値 医療における費用対効果の目的は?|Web医事新報|日本医事新報社

    Bを選びます。「費用対効果」という文言は誤解されて使用されていることが多いと感じます。医療サイドから考える費用対効果は,決して「安かろう,よかろう」ではありません。患者の立場に立ち,いかに健康でかつQOLが高い生活を送れるようになるかを,疾患ごとに費用によって比較検討することが「真の費用対効果」なのです。 1 費用対効果の誤解は2つある 1つ目の誤解は,日経済の停滞化に伴って,医療費の削減が叫ばれている。このため,「医療経済的に有効」という文言は「医療費削減」と同意語のように使われている。はたして,それが正しいことなのであろうか? 保険医療制度において,医療費は安ければよい,というのは,支払い側(国や保険者)の理論であろう。医療側も同じでよいのだろうか? 医療側は患者の健康,QOLを中心に考え,たとえ高い医療費がかかっても,患者の命やQOLが上昇すれば有効な治療であったと評価すべきである

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