上司から用事を頼まれて「はい、ありがとうございます」と返事をしたところ、変な顔をされました。 最近「ありがとうございます」が、これまでとは違った場面で使われることが目立ち始めています。意識しないで使っている人は、相手に違和感を与えることもあるので、注意しておきましょう。 「ありがとうございます」は、もともと「(そうあってほしいと願っていても普通このようなことは)そうそうあるものではありません(=有り難い)」という意味です。相手がしてくれたことに対してこう言うことによって、感謝の気持ちを表すものです。一般的に、【自分が恩恵を受けた】場合に使います。 ところがこのごろ、【自分が恩恵を受けた】とは考えにくい場面で「ありがとうございます」を使う人が結構います。たとえば次のようなものです。 (上司)「これ、10部コピーとっておいて。」 (部下)「はい、ありがとうございます。」 これまでの習慣から言え
例えば会社で部下に「コピーをとって」などと用事を頼んだときに、部下から「ありがとうございます」と言われたら、どう感じるでしょう。 日本語の使われ方を調査・研究しているNHK放送文化研究所によりますと、本来は感謝の気持ちを表す「ありがとうございます」ということばの、これまでと違った使われ方がこのところ目立ち始めているということです。 もともと「ありがとうございます」は、「有り難い」から生まれたことばです。 「自分の希望がかなうことは、なかなか『あるものではない』」という気持ちが「有り難い」になり、それをかなえてくれた人に「ありがとう」と伝える、本来は相手がしてくれたことへの感謝の気持ちを表すことばなのです。 ところがこのところ、恩恵を受けた(与えた)とは考えにくい場面で「ありがとうございます」が使われるケースが、目立ち始めているということです。 例えば、上司)「これ、10部コピーをとっておい
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