アイマス最強説 今年のネット界を振り返って、大流行したものをランキングするなら、やはり「らき☆すた」や「初音ミク」が確実に上位に入るだろう。だが実は、「アイドルマスター」は今年最強の座に一番近かった…のに、と私は思う。「のに」というのは、「惜しい」という意味だ。なぜ惜しいのか。 アニメ「アイドルマスター XENOGLOSSIA」は、非常に惜しい作品である。ただし、作品の質が低かった、という意味では決してない。むしろ、同時期に放送されたアニメに比べて、作画などの水準が高かったことを覚えている。内容自体に関する不満ではない。では何か。 もちろん、不満点は、アイドルものをロボットものに変えてしまった、という点に尽きる。なぜアニメ化に際してジャンルを変えてしまったかといえば、まあ大雑把に言えばサンライズ&バンダイビジュアルが、ロボットアニメが大の得意だしやりたいということなのだろう。だから、「アイ