カメキチの目 悲惨な現場を体験した消防士のトラウマの深刻さが、テレビニュースの特集に取りあげられていた。 消防士は「救助」にあたっているとき、援けたくてもかなわず、死に直面することがしばしばある。 犯人確保(逮捕)もある現場警察官、「戦争」も覚悟の自衛隊員にもトラウマはある(ケガや死の危険がおよぶことも…。南スーダンへ派遣された自衛隊員は、戦闘行為こそありませんでしたが、帰還した今でもPTSDに悩んでいる方がおり、酷くて自殺した方もいます)。 「消防士」はヒーローなので、 「ヒーローは強くあらねばならない」という呪縛にとらわれやすい。 消防署の実態といえば、「とらわれる」のは個人の問題ということで「個人まかせ」にされ、組織的にきちんと対応されず、放ったらかしにされてきたとのこと(警察、自衛隊も推して知るべし)。 悲惨な現場を体験した消防士の多くが、「救急」には出たくないと思い、救急出動にあ