この数年、大手銀行は投資信託の販売に力を入れている。預金と異なり、販売するたびに「手数料」が入る商品だからだ。そして銀行が熱心に売り込んでいるのが、銀行への信頼度が高い高齢者だ。エッセイストの鳥居りんこ氏の母親は、銀行員の女性から3000万円分の投資信託を購入させられ、2000万円以上の損失を被ったという。一体なにが起きたのか――。 *本稿は、鳥居りんこ『親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』(ダイヤモンド・ビッグ社)の第1章「高齢者狙いの詐欺被害編」に著者が加筆したものです。 私の母は大手銀行にこうやって騙されました この度、義憤を覚えて本を上梓した。こんなことがまかり通っていて良いのかという憤りがそうさせた。 「こんなこと」とは大手銀行が筆者の母を騙したことを指す。 私(筆者)は父亡き後、約10年間、難病の母を介護していたが、途中で在宅介護に限界を感じ、母を老人ホームへ移した。
仮想通貨取引業者コインチェックは2月13日、日本円の出金を再開した。顧客からは日本円で総額300億円前後の出金要請があったが、同日、401億円が引き出された。 同社は1月26日、約26万人の顧客から預かっていた約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」 のほぼ全額が流出した。日本円の出金再開は「補償の支払いではない」という。 コインチェックは2月13日、業務改善報告書を金融庁に提出したが、同日夜、大塚雄介COO(最高執行責任者)は記者団の取材に立ったまま応じ、「内容はお答えできない」という異例の対応を見せた。金融機関などは、業務改善報告書提出後の記者会見で内容を説明することが多い。 流出した仮想通貨を顧客に補償する時期の具体的なメドは示さなかった。和田晃一良社長など経営陣の辞任を含めた責任の取り方についても「お答えできない」(大塚氏)とした。和田社長は姿を見せなかった。 同社は2012年
世界中の商品がクリックひとつで自宅に届く インターネット通販大手のアマゾンという企業が誕生したのは、世界の一体化を如実に示す事例だ。クリックひとつで、世界中の商品が購入できる。世界のあらゆる地域からさまざまな商品が自宅にまで届く。 考えてみれば、これは驚異的なことなのだが、この点において「物流」の重要性を私たちは忘れがちだ。インターネットの発展が、グローバリゼーションの大きな要因であると考える人は多い。それは間違いなく正しい。それと同時に、物流がどのように発展していったのかという側面に目を向けなければ、グローバリゼーションの重要な一面を見落とすことになってしまう。 世界中の商品が自宅に届くということは、国際的な物流システムの発展があるということである。それにより、われわれの生活は非常に便利になった。だが、そのような物流システムの発展は、何も現代社会にとどまるものではなく、はるかに以前からあ
名前を尋ねるとき、「What’s your name?」はかんちがい! 実はこう聞こえているかも… あなたの英語、思った通り伝えられていますか? 英語がうまく伝わらないとき、その原因は発音でも文法でもなく、私たちに染みついた英語のかんちがいかもしれません。 英語を習った日本人なら、誰でも一度は言ったことのある名前を尋ねるときの表現 ほどんどの人がこう習ったはずなのに、実は日本人がついつい言ってしまいがちなかんちがい英語でした! 実際にはこんな感じで聞こえているかもしれませんよ。 お名前はなんですか? と言いたいのに、「お前の名はなんだ?」 一見、丁寧に尋ねていそうな話し方ですが、実際には上から目線な感じになっているのです。 もちろん文法的には一点の曇りもなく正しい表現です。でも、あまりにも直接的で、いわゆる「上から目線」な印象。 相手の名前を尋ねたいなら、May I have your n
コナミデジタルエンタテインメントは、『武装神姫』シリーズの新プロジェクトとして、『武装神姫』の新作ゲームの制作を決定しました。 『武装神姫』シリーズは、アクションフィギュアとして2006年に登場したシリーズです。 登場以来、著名作家によるキャラクターデザインやロボットの少女(神姫)と、武器・鎧(武装)の組み合わせを自由自在に楽しめる点などが好評を博し、ゲームやアニメ化をはじめとしたさまざまな展開が行われてきました。 『武装神姫』シリーズ新プロジェクトでは、KADOKAWAによるコミックなどの出版物、キャラクターグッズといったメディア展開が行われます。 その他、コトブキヤによる可動美少女素体にウェポンやアーマーを装備して楽しむプラモデル“メガミデバイス”シリーズとのコラボレーションプラモデルの発売などの多面的な展開が予定されています。 詳細については、後日公式サイト他で発表される予定です。
19日未明に愛媛県などで地震があり、震度4を観測した同県宇和島市で地震発生直後、緊急の防災放送で、人気バンド「SEKAI NO OWARI」の楽曲でNHKの平昌冬季五輪テーマソング「サザンカ」が数秒間、2回にわたって市内全域に大音量で流れるトラブルがあった。 防災放送は、コミュニティーFMが普段使う周波数の電波に割り込む形で、震度などの情報を伝える仕組み。緊急時は市内各地に設置されたスピーカー243基、各家庭に配布した防災ラジオ約2万7000台が自動的に起動し、大音量で情報を伝える。 市によると、19日午前3時半ごろの地震発生直後、システムが起動。しかし、震度情報などの音声ではなく、コミュニティーFMでその時に流れていた音楽がそのまま放送された。市庁舎内にある自動制御機器のトラブルが原因とみられるという。 ツイッターには「宇和島中に響き渡ってた」「目が冴(さ)えた」「地震にSEKAI NO
ここ数日女性専用車両が話題に上っていたので何だろうと思ったらどうもこの件に関する反応だったらしい。 女性専用車両に男性数人が乗り込みトラブル。通勤ラッシュ時の千代田線が12分遅れる ハフポスト2018年02月16日 東京メトロ・千代田線の国会議事堂前駅で2月16日午前8時38分ごろ、停車中の女性専用車両に男性数人が乗車してトラブルとなり、電車が12分遅延した。東京メトロ広報は「それ以上の詳細は、現在調査中」としている。 今回の一件との関連は不明だが、「女性専用車両」に反対する男性が、あえて女性専用車両に乗り込んでトラブルになるケースは以前から一部で起きている。ネット上には、2月16日に男性が女性専用車両に乗れるか確認すると宣言しているグループもあった。 くだらんことを、と思うがその昔の公民権運動のローザ・パークスをまねたつもりだろうか。スジの悪いやり方だとは思うが、支持する人たちも一定数い
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)が、10月1日より構内全面禁煙を実施した。全面禁煙に踏み切ったことに加えて「喫煙後45分間」の構内立ち入りも禁止。 先進的な受動喫煙防止の取り組みにネットでは驚きの声が上がっている。どのような経緯があったのか、JAISTに話を聞いた。 話し合いを重ね、“構内全面禁煙”へ JAISTの担当者によると、「これまで何度か大学のなかで受動喫煙防止の取り組みを考える話し合いがあった。従来の健康増進法に受動喫煙防止の規定はあったが、さらに2015年6月に改正された労働安全衛生法でも、職場の受動喫煙防止が努力義務として加わったことで、本格的に取り組むことになった」とのこと。また、東京オリンピックに向けた受動喫煙防止の動きもあり、改めて大学内で話し合いが行われ、全面禁煙に至ったという。 喫煙後45分間は立ち入り禁止 今回の全面禁煙により、構内に10数ヵ所あった喫煙所
近年急速に周辺開発が進み、利用客が急増している武蔵小杉駅の混雑緩和へ向け、川崎市が対策へ本腰を入れるといいます。朝には駅への入場待ち行列も発生している状況を、どのように打開するのでしょうか。 JRの駅は10年間で利用者1.8倍に JR南武線と横須賀線(湘南新宿ライン含む)、東急東横線と目黒線が乗り入れる武蔵小杉駅(川崎市中原区)の周辺は、近年タワーマンションが多く建設されるなど、開発が急速に進んでいます。 朝ラッシュ時に入場待ちの列ができるJR武蔵小杉駅の新南改札(横須賀線口)(2018年2月、乗りものニュース編集部撮影)。 これにともない駅の利用客も急増し、JR東日本横浜支社によると、現在朝の通勤時間帯には一部の駅改札へ入場待ちの行列が発生しているそうです。 JRの駅では、2006(平成18)年度に1日平均乗車人員(降車する人の数を含まない人数)が7万2846人だったのが、横須賀線ホーム
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)が、10月1日より構内全面禁煙を実施した。全面禁煙に踏み切ったことに加えて「喫煙後45分間」の構内立ち入りも禁止。 先進的な受動喫煙防止の取り組みにネットでは驚きの声が上がっている。どのような経緯があったのか、JAISTに話を聞いた。 話し合いを重ね、“構内全面禁煙”へ JAISTの担当者によると、「これまで何度か大学のなかで受動喫煙防止の取り組みを考える話し合いがあった。従来の健康増進法に受動喫煙防止の規定はあったが、さらに2015年6月に改正された労働安全衛生法でも、職場の受動喫煙防止が努力義務として加わったことで、本格的に取り組むことになった」とのこと。また、東京オリンピックに向けた受動喫煙防止の動きもあり、改めて大学内で話し合いが行われ、全面禁煙に至ったという。 喫煙後45分間は立ち入り禁止 今回の全面禁煙により、構内に10数ヵ所あった喫煙所
秋の風を感じつつ、時おり残暑も感じる9月。まだ冷房を使う機会がある人もいるのではないでしょうか。摂氏28度(以下、℃と表記)。地球温暖化対策の一環で、冷房時の室温として設定されることもあるこの数字ですが、人によっては暑いと感じる場合も。また、今年の5月には、首相官邸で開かれた会議で、盛山法務副大臣から「なんとなく28℃でスタートした」という発言が飛び出たことは記憶に新しいと思います。はたして実態はどうなのでしょうか。通勤時に滝のような汗をかいている編集部Y(20代男性)が、世の中の“暑がり”を代表して、環境省で地球温暖化対策を進めている担当者に、冷房の話から住宅の政策までさまざまな疑問についてお話を聞いてきました。 環境省が入居しているのは霞が関にある中央合同庁舎第5号館。厚生労働省と同じ建物に居を構えています。取材したのは、地球環境局 地球温暖化対策課の松澤課長です。 ―― 最初に地球温
防災上重要な道路や、お年寄りが歩きやすくなるバリアフリー化が必要な道路を「重点的に無電柱化を進める対象」と位置づけ、地中化を事実上強制する内容だ。2018年度から3年間で、1400キロ・メートルの無電柱化を実現する目標も掲げた。 推進計画は、16年末に施行された無電柱化推進法に基づいて初めてまとめるもので、国の無電柱化政策の基本方針となる。国土交通省は19日にも計画案の意見公募(パブリックコメント)を始め、年度内に正式決定する。 計画案は、地中化の進め方について「やみくもに実施せず、必要性の高い区域を重点的に無電柱化する」と明記した。
安い労働力を売りに「世界の工場」と言われた中国は、今やイノベーション(技術革新)で世界の最前線の様相を見せる。背景には技術者や起業家の奮闘に加え、独自の政治環境もある。異形の発展を遂げる中国式「創新(イノベーション)」は世界に広がるのか。 上海市中心部から車で20分ほど走った住宅街にある「百安居(バイアンチュイ)」は一見、日本の郊外でも見かけるような普通のホームセンターだ。 だが、買い物の仕方は随分と違う。2017年に改装した同店は「顔認証」技術を使い、客が手ぶらで来て、手ぶらで帰れるシステムを導入した。 お店に入った客はまず、自分の顔を端末に読み取らせる。欲しいものが見つかれば、店内のあちこちにある端末に再び自分の顔を読み取らせる。画面上に現れるリストから目当ての商品を選び、画面上の仮想買い物かごに入れていく。 最後に出口近くにある端末にもう一度顔を読み取らせ、売り場で選んだ商品の合計額
世界第2位の経済大国になった中国は、2032年にアメリカを抜いて世界一になるという予想が出されるなど、中国が世界経済を支配するのではないかという警戒感がアメリカで出てきています。しかし、2009年以来中国に滞在し、北京大学で教鞭をとるクリストファー・バルディング教授は、「中国は世界を支配することはできない」という見解を明らかにしています。その原因は、中国固有の事情の存在という構造的な問題だとのこと。 Maybe China Can't Take Over the World - Bloomberg https://www.bloomberg.com/view/articles/2017-12-03/maybe-china-can-t-take-over-the-world 社会経済主義をとる中国では、資本主義諸国では各種規制が原因で困難なことも政府主導で行われることがあり、経済や科学の分野
かつて高性能をうたうクルマのボンネットにはよく穴が空いていましたが、2018年現在、国産車ではスバルのクルマくらいにしか見られません。あの穴はそもそもなにで、そしてなぜスバル車には空いているのでしょうか。 ボンネットの穴、そもそもなんなのか? 高性能なスバル車の特徴のひとつとして、ボンネットに設けられたダクトを思い浮かべる人も多いはず。もちろん、これは単なる飾りではなく、エアインテーク(空気取り入れ口)として大切な役割を担っています。 2017年7月にマイナーチェンジしたスバル「レヴォーグ」のフロントマスク。ボンネットに穴が見える(画像:スバル)。 取り入れられた空気は、エンジン上部に収められた空冷式インタークーラーへと導かれ、インタークーラー内部を通り抜ける「ターボチャージャーに加圧された空気」を冷やし、エンジンに送ることで、エンジンの出力向上と燃料効率を高めてくれます。このため、スバル
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