『究極超人あ~る』や『機動警察パトレイバー』などを描いたゆうきまさみの最新作が 戦国北条氏の祖・北条早雲こと伊勢新九郎盛時の生涯を描いた漫画であると知って、 期待しないわけにはいきませんでした。 なにしろ、週刊少年サンデーで連載していた『パトレイバー』で「資本家の夢」を 後藤隊長に「給料のいらない従業員」と言わせる漫画家ですから。 ゆうき先生自身、呉座勇一先生の『応仁の乱』が空前の大ヒットを記録し、 室町時代ブームが訪れたことが連載開始のきっかけとコメントしており、 「来るべき時が来た!」との思いから始めたのでしょう。 参考・ゆうきまさみによる新連載『新九郎、奔る!』のまえがきのようなもの (toggeterまとめ) 本作の連載開始後に掲載された東洋経済のオンライン記事は 「早雲が両上杉氏を滅ぼした」(現在は訂正済み)などあまりにもツッコミどころが多く 多方面からボロクソに批判され、新九郎