KJ法がちゃんとできる人って少ないよね、という話になった。 川喜田二郎さんの『発想法』って50年も前に書かれた本なのに、すごいことが書かれているよねという話の流れのなかで。 実際、KJ法といいつつ、多くの場合、ただの分類で終わってしまっているのではないかと思う。その分類さえ、まともな意味をなさない分類になることだってある。そもそも作業を進めていくなかで、すこしも思考が展開されていかない。いや、情報をどう扱っていいかが分からず、グルーピングしたり標識をつけたりする作業がままならないケースも少なくない。 そもそも発想法としてのKJ法なのだから、実施してみて、何かそこから新たな発想や理解が生まれないなら、それはうまくいっていないということになる。 けれど、ほとんどの場合、そこからなんら新たな発想、理解が生まれなくても平気で終わりにしてしまう。 その程度のことだと思っているなら、はじめからやらなく
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