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ブックマーク / sorae.info (25)

  • 月の裏側の資源開発に不可欠な電力をわずか3機の人工衛星がワイヤレスで供給するアイディア

    月の裏側での宇宙開発がまた一歩進展する契機になるかもしれません。 モントリオール理工科大学の研究グループは、月の裏側で活動するのに必要な電力を確保する方法として、地球と月とのラグランジュ点(※)のひとつ「L2」に3機の太陽発電衛星(Solar Powered Satellite: SPS)を配備し、月面に設置した受信設備へワイヤレス給電する方法が最適解だとする論文を発表しました。 【▲ 月と地球とのラグランジュ点「L2」に配備した3機の太陽発電衛星(SPS)から月の裏側にワイヤレス給電する仕組みを示した模式図(Credit: Donmez & Kurt(2024))】※…ある天体が別の2つの天体から受ける重力や遠心力と釣り合って、安定できる点のこと。この場合、別の2つの天体は月および地球となり、人工衛星はラグランジュ点近傍の閉じた軌道(ハロー軌道)を周回する。 関連記事 ・まもなく画像公開

    月の裏側の資源開発に不可欠な電力をわずか3機の人工衛星がワイヤレスで供給するアイディア
    tsutsumi154
    tsutsumi154 2024/05/13
    uh 街の奇跡をあなたにあげたい
  • アメリカの「UFO」は西部地域で多く目撃? 真面目な研究から見えてきたもの

    「UFO」というとオカルトか何かのイメージが強いかと思われますが、実際には国防や科学研究といった真面目な場でも議論の対象となります。ただし、UFOという用語に付きまとうイメージから、科学的な研究は敬遠される傾向にありました。 ユタ大学のR. M. Medina氏とS. C. Brewer氏、およびアメリカ国防総省のS. M. Kirkpatrick氏は、アメリカ合衆国で目撃された12万件以上に渡るUFOの目撃情報を分析し、UFOが現れる場所には地域的な偏りがあることを発見しました。特に西側地域は、UFOが目撃されるホットスポットです。この偏りは、目撃情報のほとんどが実際に何らかの飛行物体を目撃している可能性が高く、全くの捏造やデマはそれほど多くはないことを示唆しています。個々の正体は相変わらず “未確認” であるものの、その地域の特性から航空機である可能性が高いかもしれません。 【▲図1:

    アメリカの「UFO」は西部地域で多く目撃? 真面目な研究から見えてきたもの
  • インド、新型有人宇宙船「ガガンヤーン」の緊急脱出システムの試験を実施

    インド宇宙研究機関(ISRO)は10月21日、開発中の有人宇宙船「Gaganyaan(ガガンヤーン)」で使用される緊急脱出システムの飛行試験を実施しました。緊急脱出システムは予定通りに作動し、ガガンヤーンの有人宇宙飛行に向けた一歩となる今回の試験は成功裏に終了したということです。【2023年10月24日10時】 【▲ インドの新型有人宇宙船「Gaganyaan(ガガンヤーン)」の緊急脱出システム飛行試験のために打ち上げられた「TV-D1」ミッションの試験用ロケット(Credit: ISRO)】ガガンヤーンはインド初の有人宇宙船として開発が進められている3人乗りの宇宙船で、クルーが搭乗するクルーモジュール(Crew Module:CM)とエンジンや太陽電池を搭載したサービスモジュール(Service Module:SM)で構成されます。打ち上げには「LVM3(Geosynchronous S

    インド、新型有人宇宙船「ガガンヤーン」の緊急脱出システムの試験を実施
  • 長い夜が明けて着陸機と探査車は応答せず インド月探査「チャンドラヤーン3号」続報

    インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間9月22日、月探査ミッション「チャンドラヤーン3号(Chandrayaan-3)」のランダー(着陸機)とローバー(探査車)について、着陸地点の夜が明けた後に通信が確立できていないことを明らかにしました。【2023年9月27日11時】 【▲ チャンドラヤーン3号のローバー「Pragyan」に搭載されているカメラで2023年8月30日に撮影されたランダー「Vikram」(Credit: ISRO)】チャンドラヤーン3号はISROによる3回目の月探査ミッションです。探査機は月面に着陸するランダー「Vikram(ビクラム、ヴィクラム)」、ランダーに搭載されているローバー(探査車)「Pragyan(プラギャン)」、着陸前までの飛行を担う推進モジュールで構成されていて、ランダーには3基、ローバーには2基の観測装置が搭載されています。 【特集】インドの月探査ミッシ

    長い夜が明けて着陸機と探査車は応答せず インド月探査「チャンドラヤーン3号」続報
  • コロナの加熱源はニュートリノ? 「電弱ホール効果」の理論が提唱される

    「太陽」の周囲には100万℃以上もある高温の大気「コロナ(太陽コロナ)」があります。しかし、太陽の表面温度 (※1) はずっと低温の5500℃です。どうしてコロナの温度がこれほど高いのかは大きな謎であり、「コロナ加熱問題」と呼ばれてきました。 ※1…太陽を含めた恒星の “表面” は、通常は不透明な部分の最表層部のことを指します。 これは「光球」と呼ばれ、視覚的な表面と一致します。 北海道大学の石川健三氏と北海道科学大学の飛田豊氏の研究チームは、「電弱ホール効果」と呼ばれる現象を通じて、コロナ加熱のカギは素粒子「ニュートリノ」が崩壊して「光子」になることではないかとする理論を発表しました。 【▲ 図: 2023年4月20日にオーストラリアのエクスマウスで観測された皆既日。黒い太陽の影の周りに見られる白い環がコロナ(Credit: Mantarays Ningaloo, Australia/

    コロナの加熱源はニュートリノ? 「電弱ホール効果」の理論が提唱される
  • 地球も「日傘」で暑さ対策? 太陽光の入射量を減らす構造物に新たなアイデア

    私たちは真夏など日射しの強い日に、日傘をさして日光を遮ろうとします。ハワイ大学天文学研究所の天文学者István Szapudi氏は、日傘をさして歩くハワイの人々の様子を見て、地球も日傘をさすことで温暖化がもたらす気候変動を緩和できるのではないかと思いつきました。つまり、宇宙空間に「日傘」を設置して、地球に入射する太陽光の量を減らそうというのです。 【▲ 小惑星につながれた「シールド」の想像図(Credit:Brooks Bays/UH Institute for Astronomy)】日射による暑さから身を守る最も単純な方法が日傘をさすことであるように、地球の気温を下げる最も単純な方法は、地球と太陽の間に構造物を配置して、入射する太陽光の量を少しでも減らすことです。このアイデアは「ソーラーシールド」と呼ばれ、過去にも提案されたことがあります。 しかし、単純な方法イコール簡単な方法とは限り

    地球も「日傘」で暑さ対策? 太陽光の入射量を減らす構造物に新たなアイデア
  • 宇宙の謎に迫るJAXAの将来計画「HiZ-GUNDAM」とは?

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在開発中の天文観測衛星や探査機などに加えて、まだ検討段階にある将来計画も紹介しています。その1つに思いがけない名称が付けられているのをご存じでしょうか。 その名も「HiZ-GUNDAM」。初放送から40年以上が経った今も新作が作られているアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの2作目「機動戦士Zガンダム」(1987~88年放映)に登場した主役モビルスーツ(MS)・Zガンダムを思い起こさせる名称です。思わず「アニメ編には出てこなかった強化型?」などと妄想してしまいますが、一体どのような計画なのでしょうか。 劇中でのZガンダムは、通常の“人型の形態”と、追加装備なしでの高速移動や地球大気圏への単独突入を行える“ウェーブライダー(飛行)形態”の2段変形機構を備える、敵味方合わせても屈指の超高性能機でした。 そんなZガンダムの性能を踏まえると、HiZ-GUNDA

    宇宙の謎に迫るJAXAの将来計画「HiZ-GUNDAM」とは?
  • スペースデブリを「トラクタービーム」で回収? 数年後の実現にめどが立つ

    宇宙空間にあるゴミ「スペースデブリ」(宇宙ゴミ)は、宇宙開発における深刻な問題の1つです。たった1mmのデブリでさえ、当たり所が悪ければ人工衛星の全機能を喪失させるリスクがあります。1mm以上のデブリは1億個以上あると推定されていますが、数千・数万の人工衛星で構成される衛星コンステレーションの構築がすでに進められていることから、今後はさらに急増する可能性があります。 また、2009年に発生した「イリジウム33号」と「コスモス2251号」の衝突が物語るように、デブリ同士の衝突が新たに多数のデブリを発生させる問題もあります。そのため、デブリを回収するための様々な方法が研究されています。 【▲ 図1: 電子をトラクタービームとしてスペースデブリを回収する方法の概略図。電子の照射によってデブリ回収船はプラス、デブリはマイナスに帯電し、互いに引き合う静電気力が生まれる(Credit: Schaub

    スペースデブリを「トラクタービーム」で回収? 数年後の実現にめどが立つ
  • 月面着陸前の軌道制御完了、4月26日未明に降下予定 民間月探査「HAKUTO-R」続報

    株式会社ispaceは4月14日、同社の月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1について、ランダー(月着陸船)を高度100kmで月を周回する円軌道に到達させることに成功したと発表しました。ミッション1ランダーによる民間企業初の月面着陸は、早ければ4月26日に実施されます。【2023年4月17日11時】 【▲ 月面に着陸したispaceのランダーの想像図(Credit: ispace)】関連:【特集】月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1 HAKUTO-Rミッション1のランダーは2023年3月21日に高度100×6000kmで月を周回する楕円軌道へ到達することに成功。4月12日の時点では高度100×2300kmの楕円軌道を周回していました。ispaceによると、日時間2023年4月13日10時8分に月軌道制御マヌーバ(マヌーバ=姿勢や軌道の制御)を開始し、主推進系を用

    月面着陸前の軌道制御完了、4月26日未明に降下予定 民間月探査「HAKUTO-R」続報
  • 地球型の系外惑星で初発見か 「くじら座YZ星b」に磁場の兆候?

    よく知られているように、地球には磁場が存在しており、コンパス(方位磁針)が北や南を指すように動かしたり、太陽風を逸らしたりする現象が知られています。太陽系の中では、磁場は地球以外にも多くの惑星で見つかっており、大きな惑星であるほど磁場も強力になる傾向があります。 太陽以外の天体の周りを公転する「太陽系外惑星」にも磁場が存在すると考えられますが、その測定は困難です。遠く離れた惑星の磁場を直接測定する方法はないので、間接的な手法が頼りになります。 特に注目されているのは、強力な電波が放出される、プラズマのような電気を帯びた物質と磁場の相互作用です。この手法を使うことで、巨大ガス惑星とみられるいくつかの系外惑星では磁場の存在が確認されています。しかし、巨大ガス惑星よりも磁場が弱いと予測される地球型惑星での発見例はありませんでした。いくつかの候補はあるものの、有力と言えるほどの発見ではありません。

    地球型の系外惑星で初発見か 「くじら座YZ星b」に磁場の兆候?
  • 空中発射ロケットを運用するヴァージン・オービットが米連邦破産法11条を申請

    【▲ 主翼下に空中発射ロケット「ランチャーワン」を吊り下げて離陸する空中発射母機「コズミック・ガール」。2021年6月30日撮影(Credit: Virgin Orbit)】アメリカのヴァージン・オービットは4月4日、日の民事再生法に相当する米連邦破産法11条(Chapter 11)の適用を申請したことを発表しました。 ヴァージン・オービットは空中発射ロケット「ランチャーワン(LauncherOne)」を運用する民間宇宙企業です。2段式のランチャーワンはボーイング747-400を改修した空中発射母機「コズミック・ガール(Cosmic Girl)」の左翼に吊り下げられた状態で高度1万m付近まで運ばれ、空中で投下された数秒後にエンジンを点火し、ペイロードを地球低軌道まで運びます。 同社は2020年5月に実施したランチャーワンの初打ち上げには失敗したものの、2021年1月の2回目の打ち上げ以降

    空中発射ロケットを運用するヴァージン・オービットが米連邦破産法11条を申請
  • ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」有人飛行試験は7月21日以降に実施へ

    【▲ ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」、有人飛行試験「CFT」で使用される機体の組み立て作業の様子。2023年1月19日撮影(Credit: Boeing/John Grant)】アメリカ航空宇宙局(NASA)とアメリカの航空大手ボーイングは3月29日付で、ボーイングが開発中の新型宇宙船「CST-100 スターライナー(Starliner)」による有人飛行試験ミッション「CFT(Crew Flight Test)」について、飛行前の検証作業に時間が必要であることと、今後数か月間の国際宇宙ステーション(ISS)に関連した飛行スケジュールの都合により、2023年7月21日以降の実施を目標としていることを明らかにしました。 スターライナーはスペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」とともに、NASAのコマーシャルクループログラム(商業乗員輸送計画)のもとで開発がスタートした有人宇宙船です。

    ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」有人飛行試験は7月21日以降に実施へ
  • マンハッタン規模の宇宙都市をコスパよく建設するアイディアとは?

    【▲研究グループが考案した宇宙都市の想像図(Credit: University of Rochester illustration / Michael Osadciw)】建設コストを抑えながら、宇宙空間に居住地を建設するアイディアが考案されたようです。アメリカ・ロチェスター大学のPeter Miklavčič氏らの研究グループは、小惑星を建設資材として活用する宇宙都市の新たなアイディアを発案し、理論的に検証しました。 既存のスペースコロニー構想が抱える欠点とは研究グループは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴いアメリカ国内でロックダウン(都市封鎖)が実施されていた時期に、「オニールのシリンダー(O’Neill cylinder)」と呼ばれるスペースコロニーを安く建設する方法を検討しました。オニールのシリンダーとはプリンストン大学のGerard O’Neill教授が発案し

    マンハッタン規模の宇宙都市をコスパよく建設するアイディアとは?
  • パラシュートも使わず地表へ衝突? NASAが研究する最新の火星着陸方法

    【▲ 低コストかつ安全なハードランディングを目指す火星着陸機のコンセプト「SHIELD」(Credit: California Academy of Sciences)】現在の月探査や火星探査では、パラシュートやロケットエンジンを使って探査機を減速させてから表面に着陸するソフトランディング(軟着陸)が行われています。アメリカ航空宇宙局(NASA)が過去に実施した火星探査ミッションでは、パラシュートで減速した後にエアバッグを展開して接地時の衝撃を吸収する方法が採用されたこともありました。最近ではロケットエンジンを搭載した降下ステージから吊り下げられて着陸するスカイクレーン方式のように、より高度な方法も採用されています。 火星探査機や火星探査車を開発・運用するNASAのジェット推進研究所(JPL)では、もっと簡単に、さまざまな場所へ着陸できる、より低コストな着陸方法の研究が進められています。そ

    パラシュートも使わず地表へ衝突? NASAが研究する最新の火星着陸方法
    tsutsumi154
    tsutsumi154 2022/10/28
    五体投地 パラシュートは愛で開く
  • イプシロンロケット6号機打ち上げ失敗の原因は第2段の姿勢制御装置の異常

    【▲ 内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたイプシロンロケット6号機。JAXAのライブ配信より(Credit: JAXA)】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月18日、第41回宇宙開発利用部会・調査・安全小委員会にて、「イプシロンロケット」6号機打ち上げ失敗の原因調査について最新の状況を報告しました。 イプシロンロケット6号機は内之浦宇宙空間観測所から日時間2022年10月12日9時50分に打ち上げられましたが、燃焼を終えた第2段と第3段の分離可否を判断する時点で機体の姿勢が目標からずれていて、衛星を地球周回軌道に投入できないと判断されたため飛行を中断。同日9時57分11秒に指令破壊信号が送信されて、打ち上げは失敗しました。 指令破壊された6号機の機体は、フィリピン東方の海上にあらかじめ計画されていた第2段の落下予想区域内に落下したとみられています。イプシロンロケットは1号機(201

    イプシロンロケット6号機打ち上げ失敗の原因は第2段の姿勢制御装置の異常
  • スペースX、スターリンク衛星を新たに52機投入。総数は3399機に(2022年9月25日)

    【▲ 参考画像:Starlink v1.0(Credit: SpaceX)】スペースXは日時間2022年9月25日に、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた「スターリンク衛星」は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■ファルコン9(Starlink Group 4-35)打ち上げ日時:日時間2022年9月25日8時32分【成功】 発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ) ペイロード:スターリンク衛星(Starlink)52機 スターリンク衛星は、スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク(Starlink)」で用いられる通信衛星です。同社は、高度や傾斜角が異なる「シェル1」〜「シェル8」に分類された軌道へ、最大4万2000機のスターリンク衛星投入を計画しています。

    スペースX、スターリンク衛星を新たに52機投入。総数は3399機に(2022年9月25日)
  • 火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」が過去に1つの衛星だった可能性は低いと判明

    【▲ 火星の衛星「フォボス(手前)」と「ダイモス(右奥)」を再現したCGCredit: Shutterstock)】火星には「フォボス」と「ダイモス」という2つの衛星があります。どちらも直径数十kmと小さく、その不規則な形は “ジャガイモ” にも例えられています。2つのうち内側を公転するフォボスの公転速度は火星の自転速度よりも速く、潮汐力によって徐々に減速し、いつかは火星表面に落下してしまうと推定されています。 このような特徴を持つフォボスとダイモスの起源については、これまでに様々な説が唱えられてきました。最も古くから存在するのは「捕獲説」です。フォボスやダイモスの小ささと、火星のすぐ外側には小惑星帯が存在するという事実から、火星の近くを通過した小惑星が重力で捕獲されて衛星となった、という説です。 この説は最もシンプルですが、大きな謎もあります。フォボスやダイモスの公転軌道はほとんどゆが

    火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」が過去に1つの衛星だった可能性は低いと判明
    tsutsumi154
    tsutsumi154 2022/09/15
    東証銘柄ダイモス
  • 打ち上げ45周年の惑星探査機「ボイジャー1号」地球へ届いたデータの一部に問題が見つかる

    【▲ 星間空間に到達した惑星探査機「ボイジャー1号」の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)】1977年9月5日に打ち上げられた「ボイジャー1号(Voyager 1)」は、木星と土星のフライバイ探査を行ったアメリカ航空宇宙局(NASA)の惑星探査機です。太陽系の外へと向かって飛行を続けたボイジャー1号は、太陽風の影響が及ぶ領域である「太陽圏(ヘリオスフィア)」を今から10年前の2012年8月に離脱し、星間空間に到達したことが確認されています。 関連 ・ボイジャー1号が星間空間でプラズマ波を検出 打ち上げから40年を越えての偉業 ・【解説】ボイジャーが到達した星間空間との境界とは 打ち上げから45年近くが経った2022年5月現在もボイジャー1号は稼働し続けており、地球から約233億km(約155天文単位)離れた星間空間を時速約6万1000km(秒速約16.9km、太陽に対

    打ち上げ45周年の惑星探査機「ボイジャー1号」地球へ届いたデータの一部に問題が見つかる
    tsutsumi154
    tsutsumi154 2022/05/21
    Ultimate Question of Life, The Universe, and Everything
  • 木星に小天体が衝突 京都大学の観測チーム等が捉える

    【▲ 観測された木星の閃光(Credit: OASES)】10月15日(金)、小天体が木星に衝突したことが原因と思われる閃光を木星の北半球で日の天体観測家らが観測しました。この出来事は米国のニュースサイト「Space.com」や「Newsweek」、国内では「NHK」などが報じています。 この衝突現象は、京都大学附属天文台の有松亘特定助教が率いる「OASES(Organized Autotelescopes for Serendipitous Event Survey)」によって観測されています。 京大のプロジェクトチームがTwitterに投稿した内容によると、沖縄県の宮古島に設置したPONCOTS観測システムを用いて可視光500-750nm及び889nmメタンバンドの2種類の波長域による同時観測に成功。これは世界で初めての事と言います。 また、投稿された木星の画像はメタンバンドで撮影さ

    木星に小天体が衝突 京都大学の観測チーム等が捉える
  • 中国が宇宙太陽光発電システム建設のために、約900トンの超重量級ロケットを利用

    中国が静止軌道上に太陽光発電システムを建設するために新しい超重量級のロケットを利用するという計画を、ロケットの開発関係者が言及しました。2030年に打ち上げ予定の「長征9号」は現在中国が開発中で、重量約878トン、全長約57メートルもある超重量級のロケットです。同ロケットの積載量は高度約2,000kmの地球低軌道(LEO)だと140~150トン、月遷移軌道(TLI)に投入する場合には50~53トンまで積載可能だといいます。2020年11月に中国が打ち上げた月面探査機「嫦娥5号」の約8.2トンと比較すると、破格の規模であることがわかります。 【▲ 2000年11月に打ち上げた中国のロケット「嫦娥5号」(Credit: CNSA)】長征シリーズのチーフデザイナー竜楽豪氏によると、長征9号は「宇宙太陽光発電システム」の建設に利用される予定です。多くの人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)などで

    中国が宇宙太陽光発電システム建設のために、約900トンの超重量級ロケットを利用