2022年12月に日本へ里帰りした旧日本陸軍の九五式軽戦車が、レストアを終えて2023年4月16日、御殿場でお披露目会が開催され、80年もの時空を超えて日本の大地を走って見せた。 富士山をバックに、ゲストを載せて疾走する九五式軽戦車。 九五式軽戦車は、1935年(皇紀2595年)から制式採用された、日本で史上最も多く製造された旧日本陸軍の戦車だ。「NPO法人 防衛技術博物館を創る会」は、国産機械産業の歴史遺産として九五式軽戦車を里帰りさせる活動をしてきたが、2度にわたるクラウドファンドで多くの支援者と多額の寄付金を集め、実現不可能とまで言われた動態保存戦車の里帰りを実現させた。 お披露目会は御殿場特有の濃霧が立ち込める中、東北や近畿・北陸地方などからも、600人を超える支援者が朝早くから駆けつけた。 最初にプロジェクト代表理事であり、自ら軍用車両レストアの職人として有名な小林雅彦氏が、ここ