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批評に関するtsuzukingのブックマーク (9)

  • 黒田硫黄『茄子』

    黒田硫黄『茄子』(講談社) 1. 1~2巻 これを読んだのは夏。 わたしの部屋はクーラーがないので、これを読むためにカプセルホテルに泊まり、1晩中くりかえし読んでいた。 オムニバス形式。 茄子にまつわる、形容しがたい話の集合体。 1読目はおもしろくなかった。しかし麻薬のようにじわじわきいてきて(知らないけど)、ついに中毒に。なんか入ってるのか、これ。 ひとつだけあげるとすると、「国重」という女の子、というか女性というか、が出てくる話。1巻の終わりにあって、2巻でもその続きの話がでてくる。 高校を卒業して、勤めもすぐやめた女の子。 キャッチボール仲間(元級友)の男の子とのしょうもないキャッチボールやゲームや引っ越しの手伝いの話がえんえんつづくという異常な漫画。 しかし、この女の子……、そうだなあ、どう言っていいのか。まったく無欲なのだ。「わたしさー、レンアイとかケッコンとかコドモ生むとか、そ

  • 1990年代から2010年代までの物語類型の変遷〜「本当の自分」が承認されない自意識の脆弱さを抱えて、どこまでも「逃げていく」というのはどういうことなのか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    ■越境する知〜ジャンルを超えていろいろなモノを摂取することの喜びを知る ひさしぶりにこのブログの義に戻って「一つの視点から様々なジャンルに共通するモノを」取りだして楽しむ方法を紹介する、ということをしてみたいと思います。海燕さんのオフ会で何か喋ろうと考えていたのですが、せっかくなので、ブログを書く上でのもともとのコンセプトに帰ってみたいと思います。 僕は数年前に、このブログを好きな映画を紹介しようと立ち上げました。仕事が忙しくなったり子どもが生まれたりで、映画を見る余裕がなくなったので、通勤時間に読む漫画小説の感想にシフトしてしまいましたが、もともとは、媒体やジャンル、世代、年代を超えて、自分にとっておもしろいと感じるものの「共通性」という視点を出すことで、「より物語を楽しむため」のヒントになれば、と思って、そのコンセプトのもとに文章を書いています。 いろいろな「そんな小難しいこと考え

    1990年代から2010年代までの物語類型の変遷〜「本当の自分」が承認されない自意識の脆弱さを抱えて、どこまでも「逃げていく」というのはどういうことなのか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 「2001年宇宙の旅」の真相

    「2001年宇宙の旅」の真相を解明したので、発表する。この映画を観ていない人にはスポイラーとなるので、これを読むことを禁止する。 この偉大な映画は、その謎めいた構成で知られているが、幾十通りもの読み取り方がある、という言い方は多分に誇張で、大体次の様な解釈に落ち着くのではないだろうか。これはクラークによるノベライズ版とほぼ一致しているが、それを読むまでもないと思われる。 地球上にホモ・サピエンスが出現する以前の太陽系に、「神と見紛うばかりの超知性と超科学力を持った超人類(又は超文明)」(以後便宜上『』付きで、『神』と呼ぶことにする。所謂宗教的な意味での神ではない)が訪れ、3種類のモノリスを設置した。第1のモノリスは、これに触れた類人猿に知恵を与えるために、地球上に設置された。第2のモノリスは、目立つ為に強力な磁気を帯び、太陽光線に触れると木星に信号を飛ばす様セットされた上で、月面に埋められ

  • flowerwild.net

    YIDFF(山形国際ドキュメンタリー映画祭)のコンペティション部門に『塵』を出品したビトムスキーのロングインタビュー。多くの映画作家たちから尊敬される重鎮にその映画哲学を聞く。(english)

  • 00年代の言論界に現れた新星・宇野常寛インタビュー『ゼロ年代の想像力』が目指したもの|MouRaトピックス「MoPiX」

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  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    ハリイカの焼売と中華炒め ハリイカをよく、見かけるようになりましたよ。生け簀で、泳いでいたものを一杯購入しました 立派な大きな墨袋や肝は冷凍保存して 柔らかな身は季節のお豆、お野菜と合わせて中華の炒めものに。新鮮なにんにくの茎は刻み、香り高く欲そそられますね 下足はミンチにし…

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  • オンライン同人誌 『WWF』

    ■当サークルの方針は、あんまり正当に評価されていないと思われるような作品に対し、テツガク的な観点とかによる論評などを試みたりしてみようとかいった感じです。 ■当サークルは、アニメーションとかコミックスなどに対して特に多く語ってきたかもしれません。 ■特に押井守作品とかに触れることが多かったかもしれません。 ■一種の押井守データベースとして、『押井守小辞典』とかあります。 ■どくとる清瀬のウェブサイトさんごのくにもよろしく。旧珊瑚舎のページはここです。最近はブログ形式の『も歩けば』にいろいろな文章を発表されています。 ■当サークルは、主催者へーげる奥田の手によって1983年6月に発足し、ときどき同人誌などを作ったりしてはコミックマーケットなどに出展したりしています。 ILCサポーターズ活動を支持。 ☆WWFバナー☆ http://www.yk.rim.or.jp/~h_okuda/wwf/

  • 不定期連載「徳岡正肇の これをやるしかない!」は,ウクライナの現代史をなぞる「S.T.A.L.K.E.R.」をあらゆる角度から吟味するしかない - 4Gamer.net

    徳岡正肇のこれをやるしかない! / 第6回:「S.T.A.L.K.E.R.」でZONEをさまよってみるしかない 不定期連載「徳岡正肇の これをやるしかない!」。第6回のテーマはウクライナゲームデベロッパ,GSC Game Worldが2007年にリリースした「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」である。 チェルノブイリ原発事故と,それに続く謎の大爆発によって突然出現した異世界「ZONE」を舞台に,い詰め者や故郷を追われた者達がその日の糧を得るためにモンスターやほかの勢力と無慈悲に戦うオープンエンドのFPSである作。一見すると「モンスターと薄汚れた男達しか出てこないゲーム」のように思えるこの作品には,ライターの徳岡氏をして唸らせる,さまざまな暗喩や寓意が含まれていたのである。 発売から約2年を経た今,真のエンディングを含むストーリーを概観することで,

    tsuzuking
    tsuzuking 2009/03/26
    こういうの増えてほしい/次回作が出るとしたら通常清掃と睡眠ができて敵の射撃精度の異様な高さとかバグとかを直してくれれば嬉しい/ゲームの背景へ誘う最高のガイド。
  • アニメと空気(『らき☆すた』『ひだまりスケッチ』『ARIA』) - Baker Street Bakery > パン焼き日誌

    まずはアニメと実写との違いについて考えよう。 実写は、あるいは実写に必要なカメラという撮影装置は、現実を過度に見てしまう性質のモノだ。普段見えていなかったものをも透徹せしめ、それを暴き、露わにしてしまう。現実世界の一部分を切り取ることによって、その部分を過度に露出させるのだ。 写真に撮って見たとき、あるいは映像に撮って見たとき、自分が普段見ている感覚よりも、「格好良く」見えたり、「美しく」見えたり、あるいは「醜く」見えたり、「さまになっている」ように見えたりすることがあるだろう。それはいずれも過度な露出のために感じることだ。 だが、そのとき、一種の違和感をも感じる。そうだ、カメラの弱点は、撮影することによって「日常のリアリティ」が失われるということだ。普段こんなに過度には見ていないものにもかかわらず、それを強烈に突きつけられてしまう。見ていないものすらも、見せられてしまうのだ。それゆえに、

    アニメと空気(『らき☆すた』『ひだまりスケッチ』『ARIA』) - Baker Street Bakery > パン焼き日誌
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