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2019年8月10日のブックマーク (1件)

  • 日本の古本屋 / 第8回 神保町のオタさん 「本のすき間」を探るひと(後篇)

    授業よりも超能力やUFOのサークル活動に夢中だったという「神保町のオタ」さんは、大学卒業後、京都で就職する。入社してしばらくは忙しかったことから、SF関係からは離れていたという。 「それでも、栗薫の『グイン・サーガ』シリーズは読み続けていましたね。ヒロイック・ファンタジーが好きなんです」 オタさんが格的に古屋通いをはじめたのは、30代に入った頃だった。当時、神保町には『SFマガジン』のバックナンバーを揃えている古屋があり、上京するたびに買いに行ったという。その際、すずらん通りにあった〈書肆アクセス〉に入った。地方・小出版流通センターが直営する書店で、地方出版やミニコミを扱っていた(2007年に閉店)。ここで古好きのための雑誌『彷書月刊』を見つける。毎号、ユニークな特集を組んでいた。 「私が買ったのは、『サンカの・その世界』という特集の号でした(1990年9月号)。それから毎月買