2018年9月からBook&Designというデザイン書の版元を始めて早4年。いまも変わらず、デザイン専門書とアートブックを出版しています。前回の版元日誌を書かせていただいたのは創業時の4年前。1冊目に出版した『うさぎがきいたおと』についてでした。 偶然にも、いままた『うさぎがきいたおと』と同じメンバーで本を作っています。製本会社、美篶堂の上島明子さんが企画した谷川俊太郎さんの詩画集です。上島さんが選んだ谷川さんの詩に、木版画家の沙羅さんの絵をあわせ、美篶堂の職人が手製本で仕上げています。 書体設計士の鳥海修さんが谷川さんのために作った専用仮名書体、朝靄で谷川さんの詩を組版。印刷は、美術展の図録印刷などで定評のある山田写真製版所に依頼。プリンティングディレクター、熊倉桂三さんに木版画の原画からスキャンして画像調整していただき、カレイドインキという高彩度のインキで印刷していただきました。画像