国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)とStudents&Scholars Against Corporate Misbehaviour(SACOM)、Labour Action China(LAC)は今年1月、「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングの下請け工場の労働環境を調査した。その結果、低賃金での長時間残業や危険な化学物質による健康リスクなどが明らかになった。その調査から半年後、ファーストリテイリングは工場の労働環境を改善する「CSRアクション」を公表したが、SACOMが行った最新調査によると「現場では実際にその措置が実施されてはいない可能性が高い」ということが分かった。(オルタナS副編集長=池田 真隆) HRNとSACOM、LACは2015年1月と2月、ユニクロの商品を製造する中国の下請け工場「Pacific」と「Luenthai」、カンボジアの3つの下請け工場へ