衝撃波による米粉製造装置について説明する伊東繁校長=名護市の国立沖縄工業高等専門学校 【名護】国立沖縄工業高等専門学校(名護市)の伊東繁校長が、水中放電で発生する衝撃波を利用し、低コスト、高品質の米粉を製造する装置を開発した。11月をめどに実証実験を開始し、来年度中に世界初となる実用化を目指す。 この技術を応用し、モズクや月桃などの製粉化、成分抽出向上実験も進めており、県産品への活用も期待できる。 衝撃波研究を専門とする伊東校長によると、音速を超える速度で伝わる衝撃波は、物質内を通る際、引っ張り合う力が生じて破壊を起こさせる。 従来の製粉方法では、粉砕時に生じる摩擦熱で栄養成分が失われることがあったが、衝撃波により非加熱で製粉することでそれが防げるという。この技術を応用し食品を軟らかくしたり、抽出性を向上させたりすることが見込める。 衝撃波を利用した県産品の加工研究では、モズクの有効成分フ
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