旅と銭湯をこよなく愛する、温泉ソムリエ&熱波師のライター・森田幸江が、ローカルな温浴施設の湯と人情、お風呂上がりの「ちょっと一杯」を求めて今日もどこかを股旅します。今回訪れたのは、沖縄市安慶田にある『中乃湯』。沖縄県唯一の「ゆーふるやー(銭湯)」で見た独自の銭湯文化とは!? お支払いは番台でなくベンチで、90歳の店主が財布で管理 はいさい! ここは沖縄、春らんまん。Tシャツ1枚でも汗ばむほどの陽気を浴びたその夕方、心の底からほしいのは、肌をすべり落ちる練られたお湯。のれんをくぐって身を清め、銭湯の愉楽にひたりたい。 こうなれば目的地はひとつ。いや、ひとつ「しか」ない。沖縄市には、日本最南端にして「県内唯一の」銭湯、『中乃湯』だけが残っているから。 まだ夕暮れと言うには浅い時間に、中乃湯にたどり着いた。 1964年落成という建物を目指すと、外側のベンチから華やかな会話が聞こえてくるではないか
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