ブックマーク / globalizer-ja.hatenablog.com (101)

  • ブロガーとして生きるということ - グローバル引きこもり的ブログ

    それにしても、ブロガーとして生きるということはたいへんだ。 僕もこのブログをはじめて結構になるが、昔よりかは楽になったとはいえ、今でも大変だ。まず文章を書くのが大変だし、とにかく時間がかかる。文章を書くのは早い人は早いが、僕は文章を書くのが遅いので朝にブログのエントリーを一書くと当に半日が終わった気分になる。というか、だいたいブログのエントリーを一書くと疲れて寝てしまうので、当に半日が終ってしまう。ブログのエントリーというのはあっという間に読み終わるのでブログなんて簡単に書けると思うけれども、実際に自分でやってみるとかなりたいへんだ。 それでジャンジャンとアクセスが見込める一万文字くらいの長文エントリーができあがるかというとそんなことはない。せいぜい1,500文字とかそんな程度だ。しかも、僕のブログで具体的な情報ではなくアイディアとか思考を書いているので検索エンジンからの受けはとて

    ブロガーとして生きるということ - グローバル引きこもり的ブログ
  • ベーシックインカムは国民に対する投資と考えるべきだ - グローバル引きこもり的ブログ

    ガーディアンでベーシックインカム関連の記事を読んだ。 今、フィンランドでは2,000人を対象に全く条件なしで、一月に一人あたり500ユーロを銀行口座に入金するというプロジェクトが行われているということで、ガーディアンのライターがフィンランドに取材に行って書いた記事である。 www.theguardian.com 記事は今まで生活保護でくらしてきた男性を取り上げている。記事によるとこの男性はベーシックインカムによる収入が得られるようになってから以前よりも熱心に働くようになったのだという。 実はこの男性が国から受け取るカネは実は以前とは変わらないらしいが(だからベーシックインカムへの支持が広まっているのだが)それなのになぜ以前よりも熱心に働くようになったのかというと(正直男性が何をしているのかこの記事からはよく分からないのだが)とにかく生活保護とは違ってカネの使い道が制限されていないため意欲的

  • 勉強に関する匿名ダイアリーを読んで思ったこと - グローバル引きこもり的ブログ

    ここ5,6年の悩みで最近はっきりわかってきたんだけど、俺いつのころからかどうやって勉強していいのかわからなくなった。 IT系の仕事だから、新しいソフトウェアとか技術とか勉強してマスターしたいって思っているんだけど、空き時間に勉強してもぜんっぜん頭に入ってこないのよね。 仕事は幸いにもそこまでブラックじゃないのよ。こうやって増田に愚痴ブログかける時間もあるし、残業もたまにあるぐらい。仕事のストレスでどうって話じゃない。 一番大きいのは結婚して子供できて自由な時間が減ったことなんだろうけど、でもそれ以前から勉強ぜんぜんできなくなったの。 参考書とかチュートリアル動画とかに数十万円くらい費やしてきたけど、それの1割も満足に読めてない。 とにかく勉強して何か成長したって実感がここ10年ぜんぜん持ててないから勉強することへのモチベが全然あがらない。 何をしないよりもなんかしたほうがマシだろうとチュー

  • 子供の教育とテレビ - グローバル引きこもり的ブログ

    個人の生活がスマートフォンを中心に回るようになって、テレビというのは情報弱者が見るもの、というような意見が聞かれるようになった。 実際にテレビを持たない人というのは結構増えていると思う。ものというのはかさばるもので、狭いアパートで独り暮らしとかだとテレビ一つないだけでずいぶん部屋が広くなるし、引っ越しなどもそれだけ楽になる。それに、テレビを見る時間というのもバカにならない。録画などでも毎日2,3時間テレビ番組を視聴したら、今の忙しい世の中ではなにもできない、というのもわからないでもない。 しかし僕が思うのは、このままテレビを見る人が減ると子供の教育というものはどうなるんだろう、という事だ。 テレビというのは分野を問わず、映像で「デカい事」を取り上げるものである。それはなにかヒット商品が何十億、あるいは何百億と売れまくる事でもいいし、オリンピックで金メダルを取るとか甲子園で優勝するとかなんで

  • 英語を勉強するには辞書なしで英語が読めるようになる事を目標とすればいい - グローバル引きこもり的ブログ

    ネットをやっているとよく、英語の勉強を始めたのはいいけれども続かない人が多いのはなぜか?というエントリーを見かける。そこで取り上げられる理由というのはいろいろあるが、結局のところは英語を勉強しても英語を使う機会がないから、という理由に集約される。だからそれに対する解決策というのもだいたい、外国人に積極的に話しかけようとか、(アフィを踏んで)Skypeを使った英会話レッスンに申し込もう、というようなものが多い。 でも僕は、英語の勉強でコケる人が多いのは英語を使う機会がないから、というのとはちょっと違うと思う。たしかに究極的には英語を使う機会がないから英語の勉強にコケる、というのは正しいのだが、それは直接的な理由ではないと思う。 僕が思うに、英語の勉強でコケる人が多い理由は 英語を話す事が目標になっている からだと思う。 英語をしゃべることができる、というのはとても漠然とした目標である。つまり

  • ブログはたまに読んでもらえるくらいでもいい - グローバル引きこもり的ブログ

    ブログ運営的に、はてなブックマークから距離を置いて結構になる。以前はエントリーを書くたびにホットエントリーに入るかを気にして、入ったら入ったでどれくらいのアクセスが来るのかを始終気にしていたのだが、そのような事はなくなった。今ははてなブックマークをほとんど気にせずにブログを書いている。 そのような感じでブログをやっているわけだから、当然エントリーがタイムラインに乗る事も少なくなった。以前はエントリーに乗らないとなんだか大損したような気がしていたが、今はエントリーに乗らない事のほうが普通になっている。 しかし、どのような理由なのかは知らないが月に一回か二回くらい書いたエントリーがホットエントリーに乗る事がある。ホットエントリーに乗ったら当然、それなりのアクセスが来る。そういうときはやっぱり、アクセスが来るというのはよいものだなあ、と思う。 もちろん検索エンジン経由でのアクセスは日常的にあるが

  • リベラル思想と「免罪符」 - グローバル引きこもり的ブログ

    次のような匿名ダイアリーのエントリーを読んだ。 リベラルがよく言うこの理屈は、もう胡散臭くて信用されないものになってしまったと思う。 この理屈からは、右翼のトリクルダウン理論と近いものを感じる。 右翼の言い分が「強者に尽くせば最終的には貴方も得をする」であるのに対して 左翼の言い分が「弱者に尽くせば最終的には貴方も得をする」だと言う事だ この両者の言い分が両方とも嘘であるならば、真ん中にいる人間の現状は、上と下の両方から搾り取られているようなものだろう。 福祉の削減や、弱者の切り捨てに賛成する人間の事を、「正しい損得勘定勘定のできない人間」というニュアンスを込めて、「肉屋を支持する豚」と呼ぶ事があるが、当にそうだろうか? 「弱者に尽くせば最終的には貴方も得をする」という言い分がトリクルダウン論者の言うそれと大差ないとしたら、弱者に尽くす者こそむしろ正しい損得勘定のできない人間ではないだろ

  • なぜ官僚・政治家・学者・財界人は消費税が大好きなのか - グローバル引きこもり的ブログ

    とうとう総選挙になったけれども、消費税の人気は相変わらず根強い。官僚・政治家・学者・財界人はこれまで通り消費税が大好きのようだ。世間の消費税に対する懐疑的な見方を気にしているのか、あるいは黙っておいた方が消費税増税がかえって消費税増税がやりやすいという認識が広まったのか、一時ほど騒々しい消費税のプロモーションはなくなったが、消費税の人気というのは目立たないだけでしっかりある。 その証拠に、今回の総選挙でも消費税の減税、あるいは消費税の廃止を公約として掲げる政党は全くもって見当たらない。どの政党も、「今」消費税を増税するのは反対!と言っているだけである。要するに、消費税を増税する事自体はいい事なのだが、落選したくないから「今」消費税を増税するのは反対、というスタンスなのだ。音では今すぐにでも消費税の税率を30%くらいに上げたくて仕方がないような政治家もたくさんいるのではないか。 僕はこれま

  • 財界と英語教育 - グローバル引きこもり的ブログ

    英語教育における会話重視に「財界」の意向が働いているというような話を聞く事がある。実際、財界人が中学校で3年、高校で3年、それから4年大学に行っているのに英語が話せないのはけしからん!とか言っているのはたまに聞く。 財界人は当然、政界や官界にも知人が多いわけで、今の英語教育には財界の意向がそれなりに反映されているのは確かだろう。日教育の目的は財界が要求するような人間を大量生産することにあるのだから、これは当然の事と言える。 実際日企業がどれくらい英語に困っているのかは分からないが、たしかに中学と高校での英語の授業が何百時間あるのに日人のほとんどが基的な英語の運用能力を持たない、というのは考えてみたらとても変な事である。 どんな事をやるにしても、何百時間をかけて物事を学べばそれなりに上達してもよいようなものなのに日人の英語というのは一向に上達する様子がない。結果がすべてのビジネス

  • 政治に飽きた - グローバル引きこもり的ブログ

    考えてみたら、僕はこれまで政治の事ばかりについて考えてきたような気がする。もしかして考える時間の9割以上を政治について考える事に使ってきたかもしれない。僕は理系の分野に行く事を期待され、実際に理系の学部に進学したけれども、正直いって僕が一番関心を持っていたのは数学でも物理でも情報科学でもなくて政治的な事だったと思う。 なんで政治に興味があったのか?普通の人は政治など興味を持たない。政治などに興味を持ってもなんのいい事もない。関わるほどに不愉快な思いをするのが政治というものである。まあ、僕は具体的に政治に関わっているわけでもなく、政治活動といえばブログで政治的なエントリーを書くくらいだけれども(これを政治活動といっていいものかは分からないが)、政治などに関心を持たないほうが建設的に日々を送れるという事は分かり切ったことだ。 それでも僕が政治的な人間であったのは、なによりも僕にとって政治という

    ttyymsk2016
    ttyymsk2016 2017/10/03
    ものすごく納得。
  • ブログを書きたいように書くようにした - グローバル引きこもり的ブログ

    僕は自分のブログを、書きたいことを書きたいように書いてきたと思っていた。それはなによりも自分に書きたくないものを書きつづけるような能力が全くない、というのもあるし、自分が書きたくない事を書いてまでカネがほしいわけでもない、というのもある。僕は引きこもりをしているが、そんな事をするくらいならばアルバイトに100件応募して100件断られたほうがましなくらいだ。そういうわけで、僕はこれまで自分のブログは書きたいように書いてきたと思っていた。 しかし、最近僕はブログの内容についてはかなりの部分書きたいように書いてきたけれどもブログをどのように書くか、という事については正直全然自由に書いているわけではないんじゃないか、と思い始めた。 ブログを始めたときから僕はエントリーを書くに当たって自分が決めた決まりがあった。具体的には、ブログの一つの記事は1,000文字以上書く、というのがそれだ。 なんで1,0

  • 中高生の読解力テストは間違うのが当然だ - グローバル引きこもり的ブログ

    一部では非常に大きな反響があった中高生の読解力についての報道だが、どうも問題のほうにも問題があるようだ。 www.tokyo-np.co.jp 僕もこの報道についてエントリーを書いたけれども、その時に前提としていたのはこのテストの問題が子供の国語力を見るために適当なものであるという事だった。 以前、テレビで新井氏らのグループが子供の国語力につて調べているという話を見た事があって、その時に紹介された問題はなかなかいい問題だと思ったので、そのような認識をもってエントリーを書いた。 しかし最近、この国語のテストの結果というのは当に子供の国語力を反映しているものなのか少し不安に思うような報道を見たので、それについても思うところを書こうと思う。 読売新聞によると、今回の国語力のテストには次の二つの文章の「意味」が同じかどうか、という問題があったのだという。 輸出が伸び悩む中でも、和牛が人気の牛肉や

  • 読解力と、論理的な判断能力の有無には何の関係もない - グローバル引きこもり的ブログ

    先日も書いたが、今の子供の読解力は世間が思っているよりも相当に低いらしい。 www.tokyo-np.co.jp たしかにテストに使われた問題を見たら、こんなのも分からないの?というようなものばかりで、普通の人ならこれは深刻だ、と考えるレベルだ。 僕も一応深刻だなあ、と思ってはみたが、それと同時に上に紹介したような記事を読んでなんとも言えない違和感を感じた。 昨日のエントリーもその違和感が解消されないまま書いたものだ。 しかし一晩明けて、僕がいったいどこに違和感を感じたのかはっきりと分かった気がする。 では僕が子供の読解力の低下、みたいな報道のどこに違和感を感じるのか? それは、子供の読解力を深刻な問題だ、みたいな事を言っているような人が自分たちの読解力、さらには論理的な判断能力に何一つ疑いを持っていないという事だ。 僕もブログを始めて結構になるが、ブログをやっていると一体どういう風に読ん

  • 子供の「国語力」の低下はどこまで適応か? - グローバル引きこもり的ブログ

    今の子供の読解力というのは世間が考えている以上に低いという話を読んだ。 なんでも、中学3年生の6人に一人が文章の主語もわからず、半分の生徒が推論とはなんなのか、つまり文章が示す論理関係を理解していない事が分かったという。 www.tokyo-np.co.jp まずこのような記事を読む上で注意すべきなのは、いったいこのような傾向が最近始まったものなのか、それとも元々日人の読解力というのはこの程度だったものが今になって発見されたのか、という事だ。 などを読まない人は全く読まない、というのは昔から変わりがないし、テレビの字幕やゲーム、スマートフォンなどの影響で子供が読む活字の量は逆に増えているかもしれないので個人的には子供の読解力がそれほど変わるとはどうも信じられない。 昔から主語が分からないレベルで読解力が低い日人というのはたくさんいたと思う。 問題はそのような日人が増加しているのかど

  • AIがあっても英語学習の必要性は絶対になくならない - グローバル引きこもり的ブログ

    Google翻訳がある程度の成功をしたことで、将来AIによって自動的に翻訳ができるようになるから英語を勉強する意味がなくなるのではないか、という意見が聞かれるようになった。 たしかにGoogle翻訳はすごい。 もちろん今のGoogle翻訳は、英語が使える人には便利、という程度のものだが、Google翻訳を使っているとプログラムでもこれを訳せるのか!と驚くことも少なくない。 僕はAIがあらゆる英語を翻訳できるようになるとは思わない。 しかし口語的な英語は無理でもフォーマルな英語を直訳するのはプログラムでも相当なレベルでできるようになると考えている。 今のGoogle翻訳はどう見ても機械でできそうなものでも翻訳できなかったりするので、伸び代は相当あるだろう。 だから外国語の世界で機械翻訳が非常に大きな重要性を持つようになるのは時間の問題だと思う。 しかし、いくら機械翻訳が進歩しても英語を学習す

  • 今年もあと100日で終わる - グローバル引きこもり的ブログ

    今年があと何日あるのか調べてみたら、今日の時点であと100日ある事が分かった。 カレンダーによると10月が31日、11月が30日、12月が31日あるから、10月から12月までの3か月間で92日ある。 今月は9月30日まであるので、今日つまり9月22日が終わると今年はあと100日しかない。 明日が終わるとあと99日、明後日が終わるとあと98日、という風に一日が経つごとに今年の残り日数は少なくなっていく。 そしてこれが100回繰り返されると新年になる。 いつのまにか今年もあと100日になってしまった! 以前にも書いたように、最近は当に一日一日が重たい。 僕はまあ、相変わらず世間から離れて暮らしているものだから特に時間の進み方が早くなっているわけではないが、しかし一日一日の重みというものはそれなりに感じるようになっている。 特に夏が終わって秋から冬に向かおうとしている季節はそうである。 僕は寒

  • 月収100万円の生き方を考える - グローバル引きこもり的ブログ

    もし収入が月に100万円あったらどうするか? もちろん手取りで月に100万といっても状況によっては全然たりなかったりするのだろうが、ここでは月に当に丸々100万円自分だけのために自由に使えるカネが入ってくる、という状況を考える。 この質問というのは結構興味深い。 というのは、この質問を考えるという事は自分にとって当に重要なものは何かを考える事であるからだ。 世の中の多くの事というのはほとんど月に100万円もなくても出来るような事ばかりである。 テレビを見るというのもそうで、大金持ちも貧民も同じようにテレビを見るし同じように見るしかない。 せいぜい大金持ちならバカでかいリビングでテレビを見ているくらいの違いしかない。 い物にしても読書にしてもマンガ・アニメ・ゲームにしてもそうである。 これらのコンテンツを普通に消費する限り、カネというのは大して必要ないのだ。 それではカネがないといけな

  • 高級ブランドとしてのApple - グローバル引きこもり的ブログ

    コンピューター産業におけるAppleの成功はコンピューターを高級ブランドにした事だと思う。 思うに高級ブランドというのは高級であると同時にコモディティーである必要がある。 つまり誰でもアクセスができなければいけないのだ。 この点においてエルメスとかロレックスなどは典型的な高級ブランドである。 エルメスのハンドバッグもロレックスの時計も、カネさえあれば誰でも買える。 もちろんこれらの贅沢品を買おうとする人は限られるし、実際に買える人はさらに限られるけれども、エルメスやロレックスの製品を買うのに何らかの資格や社会的地位が必要なわけではない。 十分なカネをもってショップに行けば誰にでも売ってくれる。 これらの高級ブランドの製品はブランドの高級さを損なわない程度に大量生産されている。 そしてこれらの製品が大量生産されているのは誰でも気軽に買えるようにするためなのだ。 製品の値段が高級ブランドの

  • 生徒と教師の学校漬け - グローバル引きこもり的ブログ

    学校がブラック職場であるとして、教師の過労が問題になっている。 特に最近は部活にかかる負担が大きいとして、この負担を軽減するべく部活の在り方を見直そうという動きがみられる。 日の学校の生徒は部活が事実上強制なわけだが、教師のほうも部活動は強制なのだった。 まあ、生徒が部活強制ならば教師が部活強制になっても不思議ではないが、生徒は部活を選べても教師は部活を選べない場合があるというのは大きな違いである。 すべての部活に経験のある教師を用意できるとは限らないわけで、未経験のスポーツを上の方から割り当てられた教師の中には勉強のために地元のスポーツ同好会などに参加する人もいるらしい。 激務の中で未経験のスポーツを始めるなんて教師の中には化け物じみた人もいるものだと驚くが、ともかく部活を運営するための負担が場合によってはとんでもないレベルになる事は確かだろう。 それにも関わらず部活の在り方は一向に変

  • 歳月について - グローバル引きこもり的ブログ

    ここ最近、一日一日の重みというものを感じる。 これまでは、ほとんど一日の重みはゼロであるかのように生活してきたけれども、だんだん一日にも重みがあるんだな、と思うようになった。 一日を一つだけみれば、その重みというのは大してない。 もちろん一日を気で過ごせば相当な事ができるのだろうが、漫然とすごしていればその重みはほとんどゼロに近い。 なので、一日をどう過ごしても次の日になにか明確な変化があるというわけでもない。 しかしそのなんの重みのないはずの一日一日が何十、何百、あるいは何千と積み重ねると、それはもうはっきりとした歳月として認識される。 の一ページは薄いし軽い。 その薄さも軽さは、ほとんど意識しなくてもいいくらいである。 しかし、その一ページが300ページ、400ページ、あるいは600ページくらい集まればそれはもう薄くもないし軽くもない。 普通、というのはこの何百ページが一度にまと