人生……、なかなか思い通りにはいかないものだ。 どんなに必死にがんばったところで、どんなに努力したところで、うまくいくとは限らない。 そんな時には、「これでいいのだ~」と、うまくいかない人生を受けいれるのも、これまた人生。 だが、「これでいいのだ~」とは思えないこともある。 やたらとがんばったり、本気で挑んだり、勝負をかけて挑んだときには、どうやったって納得できない。 あれだけやったのに、なぜなんだ、と天を恨み、あきらめきれない気持ちと、「あきらめろよ」と囁く自分が交錯し、悔しい思いだけが募っていく。誰になんと慰められようとも、とにかく悔しくて悔しくて仕方がないのである。 「うまくいかなかった経験」を生かすも殺すも自分次第 先日閉幕したオリンピックでも悔しさから涙する選手の姿があったが、浅田真央選手の悔し涙は特に印象的だった。 あふれ出る涙を「悔しいです…」と必死でこらえようとする健気な姿