自民党は23日の内閣、国土交通両部会などの合同会議で、7月の第3月曜日と定められている「海の日」について、制定当初の7月20日に戻す祝日法改正案を了承した。 同法案は、17日の内閣部会では「土日を含む3連休が維持できなくなれば観光業界への影響が出る」などと慎重論が相次ぎ、了承が見送られていた。 だが、この日は約30人が発言し、「海の日など祝日の意義が分からない子供が増える」「自民党は伝統と文化を重んじる党だ」といった理由で賛成論が続出。土日と合わせた3連休を増やす「ハッピーマンデー」制度の維持を求める慎重論は少数派だった。 超党派の国会議員らでつくる「海事振興連盟」(会長・衛藤征士郎前衆院副議長)が主導し、議員立法による今国会での成立を目指す。