関東地方の生乳の生産者団体から大手乳業メーカーへの出荷価格がことし8月から1キロ当たり10円引き上げられることになりました。ほかの地域の生乳価格や牛乳などの値上がりにつながる可能性があります。 牛乳やヨーグルトの原料となる生乳の出荷価格は、各地域の生産者団体と乳業メーカーが交渉して決めますが、出荷量の多い関東地方の価格が目安の1つとなっています。 ことし8月以降の生乳の出荷価格について、関東地方を中心とした生産者団体と乳業大手3社との交渉がまとまり、1キロ当たり10円引き上げることで合意したということです。 牛の餌となるとうもろこしの価格が高騰していることなどが理由で、牛乳向けの出荷価格は1キロ当たり140円程度と、2000年以降で過去最高になるということです。 今回の合意によって、ほかの地域の生乳価格や乳業メーカーが販売する牛乳やヨーグルトの値上がりにつながる可能性があります。 生産者団