今もなお、世界中の子どもたちに愛され、多くの人に忘れられない絵本になっている「はらぺこあおむし」。一冊の本のなかで異なるサイズのページが展開し、さらに丸く型抜きするなどの加工を施す複雑な製本は、当時のアメリカの印刷会社ではあまりにも費用がかさんでしまい、実現が難しかったため、1969年に発行された初版本は、日本で製作されたものだったのだそうです。 昨日は、そんな「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カール展へ行ってきました。 (美術館2階へ続く階段には、丸くカットされたカラフルなカッティングシートがたくさん貼ってありました。反対側の手すりにも!) 「はらぺこあおむし」の他にも多くの絵本の原画が並ぶなか、その一つ一つの鮮やかさに大きく心を動かされたのは勿論のこと、エリック・カールの製作に対する思いや、作品に込められている願いにとても感銘を受けたのでした。思わず図録を購入するkaorin。 私