北九州市の大学病院で、先月と今月の2度にわたって点滴の袋に穴が開けられているのが相次いで見つかった事件で、23日、病院長が会見して陳謝するとともに「外部の人が点滴に触れる可能性はなかったと考える」と述べました。 事件を受けて、23日午後、佐多竹良病院長らが会見を開き、「再び事件が起きたことは誠に残念で、深く反省しています」と陳謝しました。また、今月20日の事件について「外部の人が点滴に触れる可能性はなかったと考える」と述べました。そのうえで、病院側が調査した結果、点滴の扱いに関わったのが薬剤師3人と運搬の業者1人、それに看護師2人の合わせて6人だったことを明らかにしました。 会見ではこのほか、新たな再発防止策として、これまですべて同じだった点滴を運ぶカートの鍵を病棟ごとに換えることや、病院内に防犯カメラ60台余りを増設することが明らかにされました。