富士通がメインフレームで培ってきたノウハウを結集して作り上げた基幹系IAサーバーが「PRIMEQUEST」である。前編ではその製品コンセプトや新製品PRIMEQUEST 1000シリーズの概要について聞いたが、後編ではいよいよPRIMEQUEST 1800Eの実機を解体してもらった。 完全に冗長化された構成で 高い信頼性を確保 さて実際の解体の前に、PRIMEQUESTの主要コンポーネントを見ていこう。今回用意してもらったのは、12Uの筐体に最大4枚のシステムボードを格納可能なPRIMEQUEST 1800Eである。 上図の通り、PRIMEQUEST 1800EではCPUとメモリを搭載したシステムボードが最大4基まで搭載でき、それぞれはXeonプロセッサーのインターコネクトである QPI(Quick Path Interconnect)を富士通が独自に発展させた「QPIネットワーク」で接続
データセンターには、近未来的でスマートなイメージがあります。最近は「工場萌え」が流行しているようですが、ITエンジニアなら「データセンター萌え」な感情を理解される方もきっと多いでしょう。 Flickrで公開されている写真の中から、データセンター萌えを感じさせる写真を選んでみました。クリエティブコモンズライセンスの写真ばかり選んだので、プレゼンテーションに引用するなど実用面でも役に立つはずです(ご利用前には、それぞれのライセンスを確認してください)。最後の1枚までお見逃しなく! 美しいデータセンターの写真 データセンターといえば、一直線に並んだラック群。近未来的な風景を作り出しています。 古風な外観というギャップもいい。パロアルトにあるFacebookのデータセンター。 そしてオランダにあるグーグルのデータセンターは、工場萌えにも通じる1枚。 データセンター内部も美しい マイクロソフトのBi
Appleの「iPad」はこの1年間、タブレット/スレートPC市場の王者だった。Motorolaは10.1インチタブレット「MOTOROLA XOOM」でiPadの座を奪おうとしている。XOOMは、NVIDIA、東芝、サムスン、Texas Instruments(TI)、Broadcom、Qualcomm、Hynixなどテクノロジ大手各社の優れたハードウェアを備えている。この記事ではVerizon版XOOMを分解した様子を紹介する。 提供:Bill Detwiler/TechRepublic Appleの「iPad」はこの1年間、タブレット/スレートPC市場の王者だった。Motorolaは10.1インチタブレット「MOTOROLA XOOM」でiPadの座を奪おうとしている。XOOMは、NVIDIA、東芝、サムスン、Texas Instruments(TI)、Broadcom、Qualco
新型機では,初代機と同等以上の電池駆動時間を確保した。外出先での利用を想定するユーザーが多く,日増しに高まる長い駆動時間へのニーズに応えた形だ。筐体寸法が同程度の13型品では,初代機の約5時間から新型機では約7時間と,約40%電池駆動時間を長くした。新型機の11型品では,初代機よりも筐体寸法が小さくて薄いにもかかわらず,電池駆動時間として初代機と同等の約5時間を確保した。 このために最も貢献したのが,モジュール型SSDの採用である(図5)。MacBook Airの初代機でもSSDを搭載できたが,外形寸法が1.8インチHDDと同一のSSDを利用していた。 SSDは,東芝の「THNSNC064GMDJ」で,「Blade X-gale」シリーズとして2010年11月に発表したもの(a)。片面実装で,外形寸法は108.9mm×24.0mm×2.2mmと薄い。無線 LANとBluetoothのコンボ
テキサス州アーリントン発--アメリカンフットボールリーグNFLの優勝決定戦である第45回Super Bowlが米国時間2月6日に開催された。同試合の会場であるカウボーイズスタジアムが1日、記者団に公開された。ここでは、その様子を画像で紹介する。 画像は、ビデオ制御ブース。 この部屋では、ビデオクルーが同スタジアムにある世界最大のHDビデオスクリーンなどを制御している。スタジアム内にあるカメラなどから届けられる無数の映像を扱う。 提供:Daniel Terdiman/CNET テキサス州アーリントン発--アメリカンフットボールリーグNFLの優勝決定戦である第45回Super Bowlが米国時間2月6日に開催された。同試合の会場であるカウボーイズスタジアムが1日、記者団に公開された。ここでは、その様子を画像で紹介する。 画像は、ビデオ制御ブース。 この部屋では、ビデオクルーが同スタジアムにある
Samsung社製の64Gビット品(8Gバイト)が2個搭載されている。パッケージ内には,32Gビット品のダイを2枚,重ねて配置している。1枚のダイ面積は約175mm2で,iPadに載ったチップのダイでは最大である。
Steve Jobs氏は,会場を埋め尽くした聴衆に向けてこう語りかけた。「『iPad』は,我々が開発した独自のチップで動作する。『A4』と名付けたこのチップは,これまで我々が手掛けた中で最高のものだ」と。2010年1月下旬,場所は米国サンフランシスコ。米Apple Inc.が開催したiPadの発表会の一幕である。 ここで明らかになったのは,A4が1GHzで動作すること,そして「プロセサ,グラフィックス,入出力,メモリ・コントローラを1チップに搭載する」(Jobs氏)ことだった。Apple社は公式発表でも「Apple社が設計した次世代のSoC(system on a chip)」と表現し,A4がiPadの重要な構成要素であることをアピールした。 Apple社によるA4の発表は,さまざまな憶測を呼んだ。「2008年4月にApple社が買収したファブレスの半導体メーカー,米P.A. Semi,
ハードウェアの性能向上やクラウドサービスの普及などを背景としてデータセンターの増築や新設が各地で相次いでいるが、小誌ではこのほど、TISが都内に建設中の「次世代データセンター」内部を取材する機会を得た。ここでは、普段目にすることはできない建設中のデータセンター内部を紹介しよう。 現在建設中の「GDC御殿山」。外観はほぼ出来上がっているが、現在は来年4月の開業に向けて工事が進められている状況 ターミナル駅から徒歩10分程度の好立地条件 今回取材したTISのデータセンターは、免震構造を持つ地下2階、地上6階の鉄筋コンクリートの建物になっている「GDC御殿山」。場所は「東京都品川区」というところまでしか公表できないが、ターミナル駅からも徒歩10分程度の距離にあり、恵まれた立地条件となっている。 すでに6月に発表済みとなっているが、このデータセンターは建物の環境性能を評価する「CASBEE(Com
2010年11月のTop500で第4位、Green500では第2位になった東京工業大学(東工大)のスーパーコンピュータ「TSUBAME2.0」の披露会が12月2日に行われた。ということで、この機会にTSUBAME2.0を見てきた。 Green500第2位の垂れ幕のかかる東工大学術国際情報センターの建物(左)とTSUBAME1.2とTSUBAME2.0の配置図(右) TSUBAME2.0は東工大の学術国際情報センターという建物に設置されている。前世代の「TSUBAME1.2」は441m2の面積を占めていたが、TSUBMAE2.0ではピーク演算性能は0.17PFlopsから2.4PFlopsと約12倍に向上しているが、床面積は335m2へと減少している。上の配置図は下が1階で、上が2階の図であり、TSUBAME1.2では本体が2階にあり、一部が1階という配置であったのに対して、TSUBAME2
「そろそろ始めますか」。ソニーが開発したGoogle TV対応液晶テレビ「NSX-24GT1」の使い勝手を一通り確かめたところで,本来の目的である分解作業に取りかかった。本体を裏返し,ネジをはずす。裏ぶたはあっけないくらい簡単に開いた。 技術者の第一印象は「ずいぶんゴチャゴチャしているな」ということだった。内部に多くのケーブル類が使われている。メインの基板が2枚に分かれており,電源基板を含めた3枚の基板の間でケーブルが這い回っていた。 分解前は「Google TVが搭載するIntel社の『Atom CE4100』はテレビ向けのSoCだから,テレビの回路はCE4100を搭載した基板にまとめられているだろう」と編集部では予想していた。しかし,実際には電源基板以外に2枚の基板が搭載されていた。CANチューナーとヒートシンクが付いた基板と,巨大なヒートシンクが付いた基板である。前者がテレビの機能を
11月25日、自作のサーバを運用する企業の担当者がそのメリット、デメリット、ノウハウなどなどを講演するイベント「自作サーバカンファレンス」が都内で開催された。 イベントを企画したはてな執行役員 博士の田中慎司氏は、「はてなは創立当初からサーバを自作しているが、自作サーバは安い、早い、うまい。いまの時代に合っている」と自作サーバにかなり入れ込んでいる様子。 続いて、はてな、ピクシブ、サイバーエージェント、Cerevo、チームラボの5社が自社の手作りサーバについて熱い想いを語った。各社の自作サーバの写真とともにスペックを紹介する。 11月25日、自作のサーバを運用する企業の担当者がそのメリット、デメリット、ノウハウなどなどを講演するイベント「自作サーバカンファレンス」が都内で開催された。 イベントを企画したはてな執行役員 博士の田中慎司氏は、「はてなは創立当初からサーバを自作しているが、自作サ
はてなやサイバーエージェントなど、5社の担当者が自作サーバーに関するメリットやデメリット、ノウハウなどを紹介する「自作サーバカンファレンス」が11月25日に開催された。 自作サーバーのメリットといえば、コストダウンがもっともわかりやすいメリットだったが、最近ではベンダー製サーバーの価格低下やクラウドサービスも充実し、コスト面では以前ほどの価格差はなくなってきている。しかし、「まだまだ自作サーバーの可能性は豊富にある」ということで、はてななど自作サーバーを利用するITベンチャー5社が自社の導入例をもとにメリット・デメリット、ノウハウなどを紹介するカンファレンスを開催した。 カンファレンス冒頭に登壇した、株式会社はてなで執行役員を務める田中慎司氏は「はてなでは設立当初から自作のサーバーを使ってきているが、ここ最近を見ると他社でも自作サーバーを使用するケースが出てきている」とコメントした。 また
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