米Advanced Micro Devices, Inc.(AMD社)は米国時間の2011年1月4日,CPUとGPU,メモリ・コントローラなどの回路を1チップに集積したマイクロプロセサを発表した。この統合型プロセサをAMD社は「APU(accelerated processing unit)」と称しており,今回の製品がAPUの第一弾となる。
米AMDは4日(現地時間)、CPUにGPU機能を統合し、同社がAccelerated Processing Unit(APU)と呼ぶ新世代プロセッサ「Fusion APU」を発表した。まずは「Brazos」(開発コード名)プラットフォームとして知られる小型デスクトップや低価格ノート、ネットブック向けの低消費電力APU「AMD Eシリーズ」ならびに「AMD Cシリーズ」の2シリーズを投入する。 「AMD Eシリーズ」ならびに「AMD Cシリーズ」のチップ AMD Eシリーズは「Zacate」の開発コード名で知られていたAPUで、TDPは18W。一方のAMD Cシリーズは「Ontario」の開発コード名で知られていたAPUで、こちらはTDPがより低い9Wとなっている。両シリーズともに、新規開発のx86コア「Bobcat」(開発コード名)を最大2基と、DirectX 11世代で80基のSPを内蔵
AMDは、1月6日に米国ラスベガスで開催される「2011 International CES」で、CPUとGPUを単一のチップ上に統合したAPU新製品「Brazos」(開発コードネーム)を発表する。これまで「Fusion」(開発コンセプト)と呼ばれていた同製品が、2011年より製品化されて市場に登場する。 今回発表されるのは、ノートブックとオールインワンタイプのデスクトップPCに搭載されるEシリーズ「Zacate」(18W)と、HDネットブックに搭載されるCシリーズ「Ontario」(9W)の2製品。高精細動画や画像をスムーズに再生、編集できるほか、10時間以上のバッテリー稼働を実現する。AMDによれば、Ontarioのグラフィックパフォーマンスは現状のネットブックの10倍以上となる。 Eシリーズ「Zacate」と他社製品のパフォーマンス比較 Cシリーズ「Ontario」と他社製品のパフォ
AMDは2011年1月4日、新設計のCPUコアとDirectX 11対応のグラフィックス機能を1つのダイ(半導体本体)に統合した新型CPU、EシリーズとCシリーズを正式に発表した。低価格ノートPCやディスプレイ一体型PCに向けた製品で、同社はCPUに代わる言葉として「APU(Accelerated Processing Unit)」と呼んでいる。TDP(熱設計電力、実使用上の最大消費電力)が9W、18Wと低いのが特徴。PCメーカー各社から搭載製品が登場する見込みだ。 AMDが発表したのはこれまで「Zacate」(ザカテ)や「Ontario」(オンタリオ)の開発コード名で呼ばれていた製品。CPUコアは新設計の「Bobcat」(ボブキャット、開発コード名)で、PC向けのPhenomやAthlonの「K10アーキテクチャー」を簡素にしたような内部構造になっている。Zacate/Ontarioは、
第一弾は省電力モデルのZacateとOntario APUは、CPUとGPUを同じダイに「融合させた」とAMDが説明する新世代のCPUだ。AMDはこのタイプの製品をAPU(Accelerated Processing Unit)と呼んでいる。 初めて市販されるAPUとして登場したのは、“Bobcat”という開発コード名で呼ばれてきたモバイル向けのラインアップで、「Zacate」「Ontario」という開発コード名で呼ばれてきたモバイルデバイス向けのモデルだ。ZacateのTDPは18ワット、OntarioのTDPは9ワットと、それぞれモバイル利用を重視した小型のデバイスや省スペースが求められる液晶一体型PCで利用することを想定している。ZacateとOntarioのAPUに統合されるグラフィックスコアはDirextX 11に対応する。 200~499ドルのノートPCで上位モデルの性能を 価
スタンフォード大学で8月22日から24日にかけて開催されたHot Chips 22で発表のトリを飾ったのがAMDのBrad Burgess氏の「Bobcat」の発表である。 Bobcatコアの発表を行うチーフアーキテクトのBurgess氏 「Bulldozer」は土木工事などの使われるご存じのブルドーザーである。Bobcatは大型のネコ科の猛獣であるが、それ以外に、水道管の取り換え工事などに使われている小型のブルドーザーという意味がある。AMDの命名は後者で、Bulldozerはサーバからデスクトップの範囲をカバーし、BobcatはノートPCやタブレットなどをカバーすると位置づけられている。 AMDのBulldozerとBobcatコアの位置づけ Bobcatの設計ターゲットの第一は電力、チップ面積が小さいこと、2番目が高い性能であるが、その次にカスタム設計のメモリなどの種類数を少なくして
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