最近ネットを見てて思うことで顕著なことが、低所得者に限って「聖人君子」の出現を待望してる ってことだ。この、高野山のニュースで騒いでるやつなんかが顕著な事例で、自称右翼・愛国者のネトウヨも相当含まれてるだろう。 宗教が浄財で、収益を必要としない活動が出来ていた歴史というのは、実は無い。昔から荘園を持っていたし、座と呼ばれていた利権の元であり、宝くじと不動産賃貸、金貸しなどをやっていたようだ。実際、実に裕福で、収益の回収方法が安定していた時代には必ず世界遺産になってもおかしくない建造物や宝物を設けてきた。その時代から、今を比べると寺社経営というのは格段に厳しくなっていると言わざるをえないだろう。 この厳しくなった寺社経営に、罵詈雑言を浴びせかけている現代人に俺は問いたいのだけど、お前らは、この文化財の維持・修復に関する作業や資材の販売、僧侶・神官の日々の飲食の提供を無償で行う覚悟があるのか?