北海道・根室半島の納沙布岬(左下)沖に浮かぶ北方四島。中央は歯舞群島、右奥は色丹島、左奥は国後島、中央奥は択捉島=北海道上空で2019年11月19日午前10時48分、本社機「希望」から宮間俊樹撮影 「北方領土の日」の2月7日、政府と各種団体が東京都内で恒例の北方領土返還要求全国大会を開いた。「北方領土が77年前、ソ連によって不法占拠されたまま今日に至っていることは、決して許されるものではありません」。採択されたアピールに「不法占拠」の表現が2018年2月以来5年ぶりに復活した。 18年のアピールにあった「北方四島が不法に占拠され」の部分は、19年に「日露両国間に、平和条約が締結されないまま」との表現に置き換わった。その間にあった日露首脳会談を受け、政府がロシアに配慮したためだ。 18年11月、シンガポール。安倍晋三首相(当時)はロシアのプーチン大統領と会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎
![安倍氏「時計の針戻すの大変」北方領土返還、描けぬ道筋 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9897799f9b3f51e9d0f2e285d316c79786762acc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2023%2F02%2F22%2F20230222k0000m010124000p%2F0c10.jpg%3F1)