ただひたすらに悲しい。 でももっと悲しいのは、今だかつて(と言ってもまだたかだか50年に満たない人生だが)そう言った時に同意してくれた人が一人もいない、つまりはこの感情を共有してくれる人に会ったことがないこと。 「別に弾けなくても困らないじゃん」か「今からでも練習して努力を重ねればできるよ」かどちらかの答えしかなかったから。 「別に困ってるわけじゃないけど、そういうことじゃないんだよ」「その、「自分は努力に努力を重ねないと楽器が弾けるようにならない」ということが耐え難く悲しいんだよ」 っていうのが、自分が説明が下手くそなせいもあってどうしても人に伝えられない。 昔、村上龍の小説(女子高生が援助交際してまで物が、いやお金が欲しいのか、って事に悩んでみる小説)の中で 「**ができるようになりたい、と思い続けることはとても難しい。それは「**ができない」ということをずっと思い続けるのと同じだから
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