「月刊ブシロード」に連載中のプロレスマンガ『ファイヤーレオン~新日本プロレス篇』(共にブシロード)が面白い。謎の覆面レスラー・ファイヤーレオンが突如として、新日本プロレスのマットに乱入するところから始まる本作。最新号でまだ第3話ながら、棚橋弘至、天山広吉、小島聡、後藤洋央紀ら実在のプロレスラーが次々と登場し、どんどん面白くなっていきそうな気配をただよわせるこの作品。「月刊ブシロード」1月号が12月7日に発売となることに合わせて、その魅力をいちプロレスファンの目線で解説していきたいと思う。 『ファイヤーレオン』の作者・徳光康之先生は、知る人ぞ知るプロレスマンガの怪作『最狂超(スーパー)プロレスファン烈伝』(マンダラケ・リベンジ・コミックス)の著者。徳光先生自信が熱烈なプロレスファンだから、プロレスのムーブや技の描写は間違いなし。さらに徳光先生がすごいのは、その画力。少年誌っぽいタッチを残しつ