黒崎真音が5月9日に12thシングル『décadence -デカダンス-』をリリースした。本作の表題曲は現在放送中のテレビアニメ『されど罪人は竜と踊る』(TBSほか)のエンディングテーマ。そのリリックとメロディは“暗黒ライトノベルの始祖”と評される同作品に寄り添いながらも、アレンジはどこかダンサブルな、これまでの黒崎楽曲とはひと味違うギターロックに仕上がっている。昨年キャリア7年にして初のベストアルバムを発表し、また初めてのミュージカル出演も果たした彼女。そんな転機ともいえる1年が、本作『décadence -デカダンス-』に与えた影響は? じっくり話を聞いた。(成松哲) ベストアルバムの先に見えた“黒崎真音の音楽” ーー今回のシングル『décadence -デカダンス-』は黒崎さんにとって、2017年9月のベスト盤『MAON KUROSAKI BEST ALBUM –M.A.O.N.-』