福島第1原発の事故で放射性物質が大気中や海に拡散している問題で、周辺諸国から批判の声が加速している。中でも韓国国内では、「日本に損害賠償を請求すべきだ」との声が公然と上がっている。北朝鮮の国営メディアからは、「制裁」という単語すら登場している。 福島第1原発の汚染水の放出をめぐっては、事前通報がなかったとして「無責任な日本に批判」(4月5日、朝鮮日報)といった批判の声があがっていた。「被害が確認されれば、法的措置とることができる」 その後も事態は好転せず、放射性物質の拡散が続いており、韓国では学校が休校になるなどの影響も出ている。このことから、日本に賠償を求める声があがっている。 韓国の「ソウル新聞」は2011年4月11日、「事前災害で予期できない被害だったにしても、その後の政府のずさんな管理と、危険性を事前に告知する義務に違反したという点で、日本政府は責任を免れない」と、そ