プロレス界の至宝・武藤敬司(50)が18日、第一線からの撤退を表明。本人そのものが化身であるグレート・ムタばりに神出鬼没の男と化してしまった。 武藤はこの日、9月に旗揚げした新団体「WRESTLE―1(W―1)」の次期シリーズ開幕戦(11月16日、後楽園ホール)の出場メンバーを発表。ところが、その中に武藤の名前はなかった。「X」と発表した3選手が自分である可能性も「ないです」と全否定し、旗揚げ後としては初めて東京大会への不参加を決め込んだ。 団体の象徴である武藤が欠場する理由はこうだ。「未来につなげるプロレス。今の若いヤツらに頑張ってもらわないと次につながらない」(武藤)。絶対的な存在である武藤があえて出場しないことで、他のW―1所属選手だけでも興行を締められるようにレベルアップを図るためだ。決してサボろうなどというヨコシマな魂胆があるわけではない。 さらに武藤は「全戦はできない。半