「もうあかん、やめます!」と記した垂れ幕を20年以上にわたって掲げてきた大阪の名物靴店「靴のオットー」(大阪市北区西天満)が20日、“ほんまに”閉店した。店主の竹部浅夫さん(74)が数年前の交通事故の影響から体調を崩し、店頭に立つことが難しくなったため。閉店の午後3時には「ほんとうにもうあかん。やめます。閉店しました」と手作りの垂れ幕を降ろし、39年の営業に幕を下ろした。 【写真】39年の営業に幕を閉じた大阪・西天満の「靴のオットー」 この日は午後1時の開店前から、長年のファンやテレビ番組で閉店を知った人などが多数来店。兵庫県赤穂市の会社員男性(47)は「僕は男としては足が小さいんですが、ここはいつもその23・5センチを置いてくれていた。また開店してくれると思いたい」と、名残惜しそうに閉店の様子を見つめていた。 体調を崩した竹部さんに代わり、昨年12月から近隣の友人などが店頭に立って支