日本を代表する有名企業は、創業社長のカリスマ性が大きいがゆえに、創業社長の去り際、そして去ったあとに、目を覆うような混乱を招くことがある。例えば、セイコーの服部家、ソニーの盛田家、ユニバーサルエンターテインメントの岡田家、大塚家具の大塚家、大戸屋の三森家、ゲオの遠藤家は、大きな損害や会社の経営権をめぐる激しい内紛を経験している。 ここでは、フリージャーナリスト・高橋篤史氏の経済ノンフィクション『亀裂 創業家の悲劇』(講談社)から一部を抜粋。大手パチスロメーカー・ユニバーサルエンターテインメントで実際に起こった“創業者の追放劇”を紹介する。(全2回の1回目/2回目に続く) ユニバーサルエンターテインメント創業者を追放 「ふざけた話があるかっ! 役員会なんか、もうやらねえよ、俺! ふざけるな、もう、まったく!」 怒りにまかせて立ち上がった岡田和生は口元を覆うマスクなどお構いなしにそう叫ぶや、手
ユニバーサルエンターテインメントの岡田和生元会長は、17日にフィリピンに戻った際に警察に逮捕され、保釈金を支払った後に直ちに保釈されたことを明らかにした。 ユニバーサルエンターテインメントは18日の発表資料で、岡田氏が日本から到着した後にマニラの空港で逮捕されたと説明。同氏の指示を受けたグループが5月31日に統合型リゾート(IR)「オカダ・マニラ」を物理的に占拠した際に強要が行われた疑いがあるという。 19日の東京株式市場でユニバーサルエンターテインメントの株価は一時14%高となった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く