★ルスタム・カーツ『ソヴィエト・ファンタスチカの歴史』(梅村博昭訳、世界浪漫派叢書、共和国、2017/06) Рустам Кац, История советской фантастики (2013) 革命後のソ連文学史は、ファンタスチカ(SF+幻想文学)による権力闘争の歴史だった――。粛清、雪どけ、そしてペレストロイカまで。本国ロシアでは社会学者や報道関係者が「事実」として引用した、教科書にぜったい載ってはならない反革命的メタメタフィクション、まさかの日本語版刊行! (帯文より) 待ってました! 折しも文学の社会への影響や虚構と事実の違いについて考えている最中のわたくしには、天の恵みのような1冊です。うれしいなあ。 もちろん、そんなわたくしの個人的事情とはまったく関係なく、こんな面白い本を見逃す手はありません。だってほら、こんなふうに始まるんですよ。 ソヴィエト連邦の歴史には、こんに
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